• 2022年9月25日

小学館の学習図鑑「数の世界」

やはり自分ではなく下の姉が買った小学館図鑑シリーズの「数の世界」というものが家にあった。 これの内容が非常に素晴らしくて、原始時代の数の数え方から始まり、古代ギリシャの「ピタゴラスの定理」の話、エウクレイデスやアルキメデスの話、中世のニュートン、デカルト、ガウスを経てアインシュタインの「特殊相対性理論」まで網羅している。 そんなの小学生にわかる訳ない、大人になった今こそ読んでみたい本だった。 &n […]

  • 2022年9月24日

小学館の学習図鑑「保健と人体」

自分が買ってもらった訳ではないが、家には小学館の「保健と人体」という学習図鑑もあった。 これに載っていた写真や絵はかなり強烈で、手術シーンの血しぶき舞い踊る写真、ホウレンソウを生で食べるとこんな事になりますよと警告し、体内から出てきた超巨大寄生虫の写真、そして栄養が偏るとこうなりますよ、と言って表現されている数々の病気の人の絵、現在の基準では到底ありえないイメージのオンパレードだった。   […]

  • 2022年9月23日

トラウマイメージ 小学館の学習図鑑「どうぶつ」

幼い少年の心に消えない傷を残す、そんなトラウマイメージの宝庫が小学館の学習図鑑シリーズだった。 自分は図鑑好きだったが、当時は学習図鑑シリーズ以外に子供向け図鑑というのがなかったのもあって、「鳥」、「動物」、「魚類」、「虫」、「鉱物」、ほぼ小学館で取り揃えていた。   こういう図鑑には大抵落とし穴があって、カラーの図番にはあまり「ぐえっ」というものはないのだが、白黒の解像度の低い写真など […]

  • 2022年9月13日

二度読んだ本 夏への扉

時折無性にSF小説を読みたくなる事があった。 その時に応じて海外の作家を扱うハヤカワ文庫だったり、創元文庫だったり、色々と手を出したが、結局タイトルも内容もほとんど覚えていないのが常だった。   例外はロバート・A・ハインラインの「夏への扉」で何故か二度読んだ記憶がある。 最初は山下達郎の「夏への扉」で知って読んだのだが、二度目はどうしてだか全くわからない。 内容は……古き良き時代の冷凍 […]

  • 2022年7月29日

漫画に憧れる

漫画を読んで、その世界や登場人物に憧れたその最初は「少年キング」連載の「ワイルド7」だった気がする。 子供だったのでよくわからなかったがバイクや銃器マニアにはたまらない設定だったのかもしれない。 「ハーレーは後ろにも進めるんだぜ」(適当) このセリフが印象的だった。   「少年サンデー」連載の「男組」。 太極拳が実際に仲間内で流行ったり、ちょっとした拳法ブームを巻き起こした。 「蒙古硬爬 […]

  • 2022年5月25日

フレデリック・フォーサイス

フレデリック・フォーサイスがえらくブームだった。「ジャッカルの日」、「オデッサ・ファイル」、「戦争の犬たち」、映画化もされ、原作もほとんど読んだ。 1984年に発行された「第四の核」、これもとても面白かった。   ところが何を血迷ったのか、同じ1984年に「ハイディング・プレイス」という日本を舞台にしたトンデモ作品を発表した辺りで「おや?」という疑問符が付く作家となってしまい、どうも失速 […]

  • 2022年5月24日

J.D.サリンジャー

大学の英語のContentsと呼ばれる授業で最初に使用したのがサリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」のペーパーバックだった。 後にも先にもサリンジャーはこの作品を英語で読んだだけだが、なかなか良かった。   ♪ gin a body meet a body comin’ thro the rye という「誰かさんと誰かさんが麦畑」ならぬ ♪ if a body catch a […]

  • 2022年5月19日

初めて買ったペーパーバック Woody Allen – Without Feathers

大学の英語の授業が厳しかった。 最初のテキストはサリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」のペーパーバックで、1週間に大体200ページくらい読んでおいて、それについて皆で英語で感想を語り合うといった授業内容だった。 それを嫌々ながら続けた事によって、英語を読むのは苦でなくなった。   自分の意志で初めて買ったペーパーバックは銀座のイエナ近藤洋書店で目にしたウディ・アレンの「Without F […]

  • 2022年4月30日

リチャード・ブローティガン

リチャード・ブローティガンも夢中になって読んだ。 「東京モンタナエクスプレス」から入って「アメリカの鱒釣り」他数冊を読んだ。   1984年の新聞の片隅に「作家、自殺」の記事が出ていて、ブローティガンが自殺したのに驚いたのを覚えている。   アメリカの鱒釣り (新潮文庫) [ リチャード・ブローティガン ]価格:649円(税込、送料無料) (2022/3/25時点) 楽天で購入

  • 2022年4月29日

レイモンド・カーヴァー

村上春樹フリークとしては関わったもの全てに目を通しておきたい、当然翻訳したレイモンド・カーヴァーの「ぼくが電話をかけている場所」も読んだ。 その後、「頼むから静かにしてくれ」も読んだかもしれない。 例によって内容は全く覚えていない。