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2022年10月

  • 2022年10月30日

神谷町のトレーニングセンター

入社してからは青山オフィスではなく、神谷町のトレーニングセンターで新入社員研修を受ける事となった。 何しろそれまで毎年若干名しか新卒採用していなかったのが、自分の代になって一気に40名近くの新人の数だった。 きっと会社が本気になって日本市場での成長を考え始めたのだろうという事だった。それでも部門の全社員で150名程度だった気がする。   神谷町での生活は極めて快適だった。 出社すると研修 […]

  • 2022年10月29日

入社式

いよいよ4月1日、入社式の日がやってきた。 なのに自分は遅刻した。 神田か大手町のどこか予約していたホールで行うのを青山のオフィスと勘違いしていたためだ。   式半ばでそっと入場して席に着くと総務の偉い人がオリエンテーションを行っていた。 「当社にはグローバルの決まりがあって、それは男女問わず上下揃いのスーツを着る事で……」 あちゃー、大学で教えていた頃のままグレーのパンツにネイビーのブ […]

  • 2022年10月28日

こどもの国

あまり方向感覚がよくない。 地図も読めないし、車を運転しているととんでもない場所に出てしまう事はしょっちゅうだった。   ガールフレンドの住まいが川崎の宮前区だったので夕食後に大学のある三鷹から車で送った事があった。 その日は妙な天候で黒い雲が低く垂れ下がり、冷たい風が吹き付ける、まるで雹が降る前の雰囲気だった。 自分は多摩川を渡る時には府中街道の是政橋しかわからなかったので、府中街道を […]

  • 2022年10月27日

Ficceのニット

下の姉が代官山で働いていた時期があり、同じビルには有名な懐石「だいこんや」や「Ficce」があった。 「Ficce」のニットはまだビートたけしが着て有名になる前だったのか、しょっちゅうセールをやっていてその度に姉が知らせてくれて代官山まで出かけた。 「だいこんや」のご主人とは一度だけ話をした事があるのだが、ドン小西さんにはお会いしなかった。   ‘Til Tuesday | […]

  • 2022年10月26日

芸者横丁

自分が生まれ育った町は城下町だ。 「郭町」、「城下町」、「江戸町」といったいかにも城下町的な名前もあったし、「札の辻」、「鍛冶町」、「大工町」、「神明町」、「黒門町」なんていう東京と同じような名前の地名もたくさん存在していた。   城下町なので当然、町には全ての機能が盛り込まれている。武家屋敷の一帯、寺町、商家、そして三業地。 東京くらい大都市になれば三業地は吉原のように完全に独立した一 […]

  • 2022年10月25日

バンド活動の記憶 Deep Purple – Comin’ Home

自分の高校時代の唯一のバンド活動歴はディープ・パープルに始まり、ドゥービーで終わっている。 3年間のバンド活動で取り上げたのは(オリジナル曲除く) ・Highway Star ・Heart Breaker ・Rock and Roll ・Burn ・One of These Nights ・Hotel California ・China Grove この辺りだった。   自分がどうしても […]

  • 2022年10月24日

おんぼろ人生 The Band – Rags and Bones

ザ・バンドももの凄く好きで、高校生という比較的早い時期にこのバンドを知る事ができたのはラッキーだったと思っている。 最初に聴いたのはもちろんのデビューアルバム「ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク」でその後も順調にアルバムを揃えていった。 確かワーナーか何かのセールでザ・バンドのアルバムが安かった時期があったのでその期間に数枚を除いて買えたのだと記憶している。   そしてこれも名盤「南十 […]

  • 2022年10月23日

Jackson Browne – The Pretender

ジャクソン・ブラウンの「レイト・フォー・ザ・スカイ」、「あふれでる涙(Here Comes Those Tears Again)」、そしてこの「プリテンダー」は英語が拙かった高校生の時分から聴くと何故か涙が止まらなかった。 恐らく漂う無常観が日本人の琴線に触れるせいだろうか。   Jackson Browne | The Pretender Jackson Browne | The Pr […]

  • 2022年10月22日

運命の轍 The Doobie Brothers – Wheels of Fortune

高校生の頃、自分の中で圧倒的に人気があったのはイーグルスとドゥービーブラザース、ジャクソン・ブラウンだった。 この3者に関してそれぞれのベスト20が作れるほど好きだった。   パチンコで勝った時に考えたのはまずこの3つのこれまでのアルバムを揃えようという事だった。 結局、1978年時点でイーグルスは「ファースト」、「ならず者」、「オン・ザ・ボーダー」、「呪われた夜」、「ホテル・カリフォル […]

  • 2022年10月20日

呪われた夜 Eagles – One of These Nights

イーグルスを初めて知ったのは高校生の時、「グレイテストヒッツ」の輸入盤がセール価格だったので買った。 その中に収録されていた「One of These Nights」が邦題だと「呪われた夜」だというのを知り、何てすごい題名なのかと思った。   でも当時の拙い英語力で聴き取り、歌詞カードを読んでみると、demonsとかdevilsとか出てくるので確かにきっとこれは呪われてるんだろうなと確信 […]