1978年の地元喫茶店巡り

高校3年になると学校に行く回数と喫茶店に行く回数はほぼ同じだった。

自分は自転車通学派だったが、駅から学校までの間の当時の溜り場だった喫茶店を辿っていこうと思う。

 

まずは私鉄の駅からスタートする。

駅前のパチンコ屋の2階にパチンコ屋と同名の大きな喫茶店があったがここはあまり行かなかった。

駅前のもう一軒のパチンコ屋の前の確か本屋の地下に「珈琲王国」とかいう名の喫茶店があった気がする。
生まれて初めてウインナコーヒーを飲んで酔っ払った思い出がある。

その少し先にファッションビルがあってそこの二階に喫茶店があった。
ここはモーニングを食べるたまり場で、ここのパフェも好きだった。

(2021.10.25追記) 多分ここは「シュベール」だったと思う。

 

更に駅前商店街を進むと右手にバンドの練習で使うスタジオがあって、そこの二階が純喫茶「旅」。

そこからもう一つの私鉄駅に向かう左に曲がった細い横道に馴染みの雀荘があり、そこの二階の喫茶店でデートした記憶がある。
さらにその先の地下にも大箱の純喫茶があった。
純喫茶って何だろう?

もう一つの私鉄駅のそばには大きな「パーラーいずみ」があった。
ここはデートのお約束の場所、制服のある女子高生と会っても安全な聖域だった。

 

駅前商店街に戻って学校に向かうとやがて旧市街地に入る。
昔からの商店が並ぶ通りで、成人向け映画館や初めてタバコを吸った喫茶店があったりする。

そして古い寺の境内の脇に喫茶「渚」があった。
昔から続く喫茶店で、特筆すべき点は何もなかったが、隠れ家のようで安心できる場所だった。

ここまで来れば高校は目と鼻の先だ。
小倉アイスの店を横目に旧市街を抜けると武家屋敷跡があってその先が学校だった。