アディダスとの付き合い

そういう人は多いと思うが、アディダスとの付き合いは長くて、かれこれ半世紀になる。

最初の出会いは中学校の部活のジャージ選定だった。

予算的にはミズノかオニツカタイガーかジェレンクかみたいな国産ブランドしか手が届かなかったのだが、どうしてもアディダスの緑に黄色の三本線のジャージが欲しくてたまらなかった。

 

その後間もなく「アディダス・ハリケーン」というサッカーのトレーニングシューズが爆発的に流行した。

この靴はとにかくワイズが細くできていて、履くのに涙を流すほど辛かった記憶がある。

コーチャー派とハリケーン派に分かれた時期もあったが、やはりコスパの関係でコーチャーが強かった。

 

ちなみに最近コーチャーが復刻販売されたようだが、三本線ではなくなっていた。当たり前か。

 

大学生になってテニスを始めるようになると、「スタンスミス」にハマった。

当時の物価からすると安くない値段だったが、とにかく最初から最後まで履きやすかった。

新品の時の小粋な感じも良かったが、少し履きこんだ後の先っぽが丸くなる所がたまらなく愛おしかった。

 

アディダスの製品にプレミア感を感じていたのはこの後、「カントリー」くらいまでだったかなあ。

今となっては「スタンスミス」も安く買えるし、欲しけりゃ何でもポチっとすれば買えちゃうからね。