歴史に残るバカげた試合

その日はバンドの練習があって友人の家に集まっていたが、昼過ぎに「なあ、高校サッカーの決勝観ようぜ」と言って、練習を中断してもらった。

何故そんなに観たかったかと言うと、知性派(!)田嶋幸三を擁して全国優勝した翌年に天才水沼貴史のいる地元代表校が連覇を果たすかを見届けたかったのもあるし、中学校の時のクラスメートが1年生ながらレギュラーで出ていたからだった。

 

決勝は歴史に残る試合となった。
元クラスメートが先取点を奪い、その後も着実に得点を重ねて楽勝かと思われたが、そこから相手の逆襲が始まった。

結局終わってみれば5対4というとんでもないスコアだった。