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2021年4月

  • 2021年4月30日

こういうのもいいね Keith Emerson & The Nice – America

大江健三郎、安部公房を教えてくれた友人からは他にもたくさんの事を学んだ。 自分はただのくそガキで与えるものなんて何もなくて、与えてもらう事ばかりだった。 ある意味、自分は彼に育ててもらったんじゃないかと思う。   ELPを教えてくれたのも彼だった。 「展覧会の絵」のアルバムで4/5拍子、4/6拍子という拍子が存在する事を知った。 「四部作」が発売された時には、珍しく興奮してカール・パーマ […]

  • 2021年4月29日

こういうのもいいね 安部公房

大江健三郎を教えてくれた中学からの友人。 高校になってからもバンド活動に必要な音源のカセットへの録音等、様々な面でお世話になった。   彼は大江健三郎以外に安部公房も好きで、その影響で当時のほとんどの作品を読んだ。 ほとんど内容は覚えてないけど、「耳の値段」と「棒」だけは鮮明に覚えている。   【中古】 R62号の発明/鉛の卵 改版 / 安部 公房 / 新潮社 [文庫]【メール […]

  • 2021年4月28日

全員がいい人だ 玉ねぎ横丁のお嫁さん

NET(現テレビ朝日)でやっていた「ゴールデン劇場」というドラマ枠が好きだった。 何となくの記憶しかないが、竹脇無我や加藤剛といった好感度の高い人たちが繰り広げる人情ドラマで「だいこんの花」とかの野菜の名前が付いていた記憶がある。 その中で一番好きだったのは「玉ねぎ横丁のお嫁さん」という作品。 香山美子演じる主人公が再婚するのだが、何と嫁入り先には行方不明になった元亭主の杉浦直樹が下宿していたみた […]

  • 2021年4月27日

MFSBのTSOP

バリーホワイトの曲名が長いと書いたが、MFSBのTSOPに至ってはグループ名も曲名も省略形だ。 正しくは「Mother Father Sister Brother」の「The Sound of Philadelphia」だけど、ソウルトレインのテーマソングと言った方が通りがいいかも。 最初はスリー・ディグリーズの曲かと思っていたら、確かに歌っているのは彼女たちだけど、MFSBという大きな集合の一部 […]

  • 2021年4月26日

低音の魅力 Barry White

上の姉が持っていたLPの中にスタイリスティックスと後はもう一つ、バリー・ホワイトがあった。 バリー・ホワイトと言えば今やクラシックと言っても差し支えない「Love’s Theme(愛のテーマ)」で有名な人だ。 ストリングスの美しい旋律で始まる曲は音楽のプロの姉がいかにも好みそうだった。 でも中学生の自分には、とにかく曲の題名が長い人というイメージが強かった。   You're […]

  • 2021年4月25日

The Stylistics – Can’t Give You Anything (But My Love)

スタイリスティックスがものすごく人気があった。 我が家でも特に上の姉が好きで「Heavy」という曲の入ったLPを持っていた。 中学生だった自分も何か欲しくなり、「Can’t Give You Anything (But My Love)(愛がすべて)」のシングル盤を買った。 シングル盤の裏には当時大人気の「ハッスル」のステップが図解で載っており、曲を聴きながらステップもマスターできるよ […]

  • 2021年4月24日

キャンディーズの記憶

ピンクレディーに触れたならばキャンディーズも取り上げないといけないが、実の所、それほど熱狂的なファンではなかった。 高校のクラスの奴らに聞けば、大抵は「ミキちゃん」派や「スーちゃん」派、「ランちゃん」派が決まっていたが、自分はどれにも属さず解散が決まってもさほど悲嘆にくれる訳でもなかった。   1978年4月初旬、春休み真っ只中に友人の家に遊びに行くと、友人が4月4日は空いているかを尋ね […]

  • 2021年4月23日

アイドルの悲哀 キャッツ★アイ / アパッチ

地元の百貨店でピンクレディーを見て売れないだろうなと感じた理由、それはペッパー警部の振付があまりにも大胆だったからだ。 ものすごいミニスカートなのに足をこれでもかと開く、目のやり場に困るというのが正直な感想だった。 ところが彼女たちは売れた。しかも猛烈な勢いで。   となれば生き馬の目を抜く芸能界、ピンクレディーよりも過激な振付にすればもっと売れるのでは?と考える人が出てくるのは自明の理 […]

  • 2021年4月22日

アイドルの悲哀 ピンクレディー

高校1年の頃、地元の百貨店の屋上に新人アイドルが来てサイン会が行われた。 田舎の百貨店に来るような新人アイドルは大抵日の目を見る事なく、大人のいいおもちゃとして弄ばれたままその活動を終えるんだろうなという妙な偏見があった。 「ドサ回り」という言葉に象徴される通り、何だか芸能人の悲哀を感じるようであまり好きではなかったのだ。   その日は強風、その中でミニスカートを履いた二人組の女の子はま […]

  • 2021年4月21日

ピロンの秘密?

父親は嘘吐きだった。 別にいいのにと思うような些末な事でも嘘を吐いた。   例えば外を歩いていた時に「船越」という表札の家を発見した時に、父親はすかさず「ここは船越英二の生家だ」と答えた。 つい最近まで下の姉も自分もそこが船越英二の家だと信じて生きてきたが、うちのパートナーにその話をしたら「えー、確か四谷の人だよ」と言われ、wikiで調べたらその通りだった。 何故、子どもたちにそんな嘘を […]