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2021年4月

  • 2021年4月10日

(非公認)フォークダンス指導員 2 George Baker Selection – Tonight

県内の私立女子校のフォークダンス指導をして回る機会があっても、「オクラホマ・ミキサー」や「マイム・マイム」を教えていた訳ではない。 当時の地元の文化祭の後夜祭でかかるフォークダンスは例外なく新しい曲だった。 詳しく調べた訳ではないが、そういった新曲は女子高発信で、もしかしたら体育の授業で創作ダンスの中から生まれたのかもしれないが、大きな特徴は「手をつながないでいい」という点だった。 毎年、何らかの […]

  • 2021年4月9日

(非公認)フォークダンス指導員

小学生の頃から、運動会の出し物のフォークダンスや民謡の振り付けの見本をやらされる機会が多かった。 中学に上がると、自分でもその気になったせいか、ほぼ全ての体育祭で出し物の見本を務めるようになった。 「マイム・マイム」、「オクラホマ・ミキサー」、「花笠音頭」、「郡上おどり 春駒」、「秩父音頭」 体育の教師に何故自分を選ぶのかその理由を聞いた所、「お前、楽しそうに踊るんだよな」と言われた。   […]

  • 2021年4月8日

バンドの2曲目 Led Zeppelin – Heartbreaker

高校に入学して、それまでロックなど聞いた事がなかったのにバンドを始め、夏休み明けには最初のコンテストに出場したが、当然の如く結果は箸にも棒にも引っかからなかった。 問題は今後もバンドが継続されるかだったが、コンテストが終わってから数日後、メンバーが言った。 「次は文化祭出るから。新曲やるよ」 そう言って渡されたカセットの中には候補曲が数曲入っていた。   Heartbreaker Led […]

  • 2021年4月7日

引っ越したい場所があった

1970年、大阪で万国博覧会が開催された。 新聞記者だった叔父からもらった各国パビリオン紹介の本を事前に読みふけっていたため、当日の中継でパビリオンが映されると、アナウンサーよりも前に「あ、これはガス館」と答える事ができて得意になっていた。 多分会場に行けば、下手なガイドよりも詳しく会場内の説明ができたと思う。   だが我が家は貧乏でとても現地に行く余裕はなかった。 嘘吐きの父は他所に作 […]

  • 2021年4月6日

大人の本を拾う奴

小学生あるあるだと思うが、大人の本を拾う奴は大抵決まっていたような気がする。 缶蹴りをしていようが、秘密基地を開拓していようが、そいつは必ず夜露に濡れた大人の本を拾ってきた。 写真中心だろうが、漫画中心だろうが、皆でそいつが拾ってきた大人の本をしばらく黙ったまま読みふけるのが常だった。   多分大人の本の捨て場所を探り当てる特殊能力が開花していたのだろう。 大学生が多く暮らすアパートの裏 […]

  • 2021年4月5日

写真をやっていて一番幸せだった日

写真部にいたくせにどんな写真が撮りたいかも定まっておらず、写真に対する情熱はあまり沸かないままだった。 川崎や川口の工場地帯に行っても煙突がにょきっとしているありきたりの構図の写真くらいしか撮れず、秩父まで写真撮影登山に出かけても半分ピントが合わない蝶々の写真しか物にできなかった。   そうこうしている間に何故かバンドのメンバー2人も写真部に入部してきた。 暗室で刺激臭のある定着液をパッ […]

  • 2021年4月4日

生意気な性分 日本カメラ

高校ではバンド活動の傍ら、写真部に入っていた。 何かを撮りたい、表現したい、という高尚な動機ではなく、部室が学校の裏門から一番近いという理由だったような気がする。 いざという時には真っ先に学校から出ていけるし、誰にも会わずに暗室付きの部室に忍び込む事が可能だった。 だからと言って何かを企んでいた訳でもなく、ただただモチベーションが低かっただけなのかもしれない。   しかも貧乏だった。 新 […]

  • 2021年4月3日

フラッシャー

「フラッシャー」と言っても、裸にコードだけ羽織って外で広げる人の事ではない。 小学生の時にフラッシャー付きの自転車は一大ブームだった。   フラッシャーというのは自転車の後方に付いている方向指示器で、後部座席部分がでっかい箱になっていて、そこに単一乾電池を6本くらい詰め込んだ記憶がある。 で、手元の方向指示スイッチを左右に切り替えると後部座席の電池箱と一体化した電飾が電子音と共に流れるよ […]

  • 2021年4月2日

生意気な性分 ホビージャパン

小学校3年の時に盲腸で入院して以来、病院の隣にあった模型屋がすっかりお気に入りになった。 歩いてはいけない距離だったので、放課後自転車に乗っていった。   その店では当時、「タミヤ」や「アオシマ」に加えて田舎のおもちゃ屋では見る事のなかった「ラベル」や「エアフィックス」といった海外メーカーのミリタリー系スケールモデルを取り揃えていた。 小学生で当然金を持っていなかったので、いつでも羨まし […]

  • 2021年4月1日

音楽室で大合唱 井上陽水 – 帰れない二人

高校生になってバンドを始めたが、それまでロックをほとんど聴いてなかったので、メンバーにバカにされるのではないかと内心びくびくしていた。 聴いてないのをバカにされるのはいいが、「じゃあ何を聴いてるんだ?」と質問された時の答えに対するリアクションも怖かった。   とにかく自分が聴いてきたのはカーペンターズ、エルトン・ジョン、ウイングスといったポップス系統、日本で言えば吉田拓郎、井上陽水、かぐ […]