- 2022年9月13日
二度読んだ本 夏への扉
時折無性にSF小説を読みたくなる事があった。 その時に応じて海外の作家を扱うハヤカワ文庫だったり、創元文庫だったり、色々と手を出したが、結局タイトルも内容もほとんど覚えていないのが常だった。 例外はロバート・A・ハインラインの「夏への扉」で何故か二度読んだ記憶がある。 最初は山下達郎の「夏への扉」で知って読んだのだが、二度目はどうしてだか全くわからない。 内容は……古き良き時代の冷凍 […]
時折無性にSF小説を読みたくなる事があった。 その時に応じて海外の作家を扱うハヤカワ文庫だったり、創元文庫だったり、色々と手を出したが、結局タイトルも内容もほとんど覚えていないのが常だった。 例外はロバート・A・ハインラインの「夏への扉」で何故か二度読んだ記憶がある。 最初は山下達郎の「夏への扉」で知って読んだのだが、二度目はどうしてだか全くわからない。 内容は……古き良き時代の冷凍 […]
フレデリック・フォーサイスがえらくブームだった。「ジャッカルの日」、「オデッサ・ファイル」、「戦争の犬たち」、映画化もされ、原作もほとんど読んだ。 1984年に発行された「第四の核」、これもとても面白かった。 ところが何を血迷ったのか、同じ1984年に「ハイディング・プレイス」という日本を舞台にしたトンデモ作品を発表した辺りで「おや?」という疑問符が付く作家となってしまい、どうも失速 […]
大学の英語のContentsと呼ばれる授業で最初に使用したのがサリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」のペーパーバックだった。 後にも先にもサリンジャーはこの作品を英語で読んだだけだが、なかなか良かった。 ♪ gin a body meet a body comin’ thro the rye という「誰かさんと誰かさんが麦畑」ならぬ ♪ if a body catch a […]
大学の英語の授業が厳しかった。 最初のテキストはサリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」のペーパーバックで、1週間に大体200ページくらい読んでおいて、それについて皆で英語で感想を語り合うといった授業内容だった。 それを嫌々ながら続けた事によって、英語を読むのは苦でなくなった。 自分の意志で初めて買ったペーパーバックは銀座のイエナ近藤洋書店で目にしたウディ・アレンの「Without F […]
リチャード・ブローティガンも夢中になって読んだ。 「東京モンタナエクスプレス」から入って「アメリカの鱒釣り」他数冊を読んだ。 1984年の新聞の片隅に「作家、自殺」の記事が出ていて、ブローティガンが自殺したのに驚いたのを覚えている。 アメリカの鱒釣り (新潮文庫) [ リチャード・ブローティガン ]価格:649円(税込、送料無料) (2022/3/25時点) 楽天で購入
村上春樹フリークとしては関わったもの全てに目を通しておきたい、当然翻訳したレイモンド・カーヴァーの「ぼくが電話をかけている場所」も読んだ。 その後、「頼むから静かにしてくれ」も読んだかもしれない。 例によって内容は全く覚えていない。
1980年に「ブルータス」が創刊されたがしばらくの間は「POPEYE」を購読し続けていたと思う。 高校から大学まで読み続けた事でいい点も悪い点もあった。 【いい点】 ・テニスが上手になった。 ・ローラースケートが上手になった。 ・女の子とのデート、プレゼントのセンスが一ランク上がった(気がした)。 ・鈴木英人のイラストが世界一だと思った。 ・片岡義男のエッセイが世界一だと思った。 & […]
1970年代に集英社から刊行された全38巻の「世界の文学」。 その第2回配本がフィリップ・ロスの「素晴らしいアメリカ野球/さようならコロンバス」で今も手元にある。 金額は1冊1,300円、当時の物価を考えるとなかなかのものだが新書版はとにかく高かったので仕方ないのか。 高校生だった自分は清水の舞台から飛び降りる心境で買ったんだと思う。 でも何故さほど興味の […]
高校生の時に夢野久作の「ドグラ・マグラ」が発売され、流行った。 文庫版の米倉斉加年のカバー絵も雰囲気があったけど、確か帯の煽り文句が 「読んだら精神に異常をきたす」 的な感じで、ビビりながら読みふけった。 結論としては精神に異常をきたさなかった訳で(それ以前に精神をやられていたのかもしれないけど)、何だか長くて難解なだけの作品で拍子抜けした記憶がある。 でもこの作品が書 […]