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60年代

  • 2021年5月25日

「三丁目の夕日」の世界

子供の頃は欲しい物は商店で購入するのが基本で、あちらから御用聞きにきてくれるケースも多かった。 昔、実家が米屋の隣に住んでいたので、引っ越してからもそこのごろうさんが米とたまにプラッシーの配達をしてくれた。 魚屋のなかたけさんの御用聞きにくる若いお兄さんは大学を卒業したけど魚屋の後を継いだらしい。 いつも奉書巻紙みたいな紙に仕入れた魚の名前が手書きで書いてあった。 豆腐屋のお兄さんもカッコよかった […]

  • 2021年5月22日

ガチャガチャ初体験

ガチャガチャを初めてやったのは小学校3年の時だと思う。 ガチャガチャはその頃からガチャガチャという呼び名だった。 確か大当たりは「ミクロライトエリート」という超小型の懐中電灯だった。 今では全く珍しくないが、当時は見た事のないボタン型の電池使用の手の中にすっぽり納まるサイズのキーホルダーだった。 先端には小さな豆電球が付いているものの、その頃の技術なので申し訳程度の明るさにしかならず、とても実用に […]

  • 2021年5月10日

仔牛のチーズ焼き

「山口屋菓子店」と並んで印象に強く残っているのが、大宮にあった「キッチンブルドッグ」だ。 大宮なんて滅多に行く事のない大都会で当時はまだ珍しい大宮ステーションビルという駅ビルがあった。 小学校3年のクソガキは、駅ビルの本屋で少年探偵団の「青銅の魔人」を買ってもらい、それだけで有頂天だった。   大宮に赴任中だった父親が、大通りから一本入ったアーケードの細い道(マップで調べたらすずらん通り […]

  • 2021年3月27日

名相銀?

エポック社のサッカー盤で初めて遊んだのはいつ頃だろう。 多分「魚雷戦ゲーム」と同じ頃に家にあったと思うから1960年代後半かな。   夢中になって相手ゴールにボールを入れようとしてセンターフォワードのグリップを力任せに押した時のあの嫌な金属同士が擦れる音、 敵味方どちらの選手も届かない場所にボールが止まった時の間抜けな気持ち、 ゴールキックが飛び過ぎてスタジアムの外に出てしまった時の気ま […]

  • 2021年3月21日

カッコいい主題歌 紅三四郎

内容はほとんど覚えてないのに、主題歌だけが妙に印象に残っている場合がある。 例えば「紅三四郎」。 赤い柔道着を来た三四郎が雷門ケン坊と一緒にバイクでアメリカを旅しながら親の仇を探す話、というおぼろげな記憶があるが、本当だろうか。 主題歌はこんな感じ。 ♪ 走れバイクよ~ 紅号よ~ ♪ ゆくぞ ケン坊 ♪ ゆくぞ ボケ ♪ 沈む夕日の その果てまでも ♪ ひびくその名は ぼくらの~ 紅三四郎 かなり […]

  • 2021年3月19日

すてきなリリ レインボー戦隊ロビン

同じく石ノ森章太郎の「レインボー戦隊ロビン」、時代的にはこちらの方が009よりも前になるのかな。 漫画も読んだ記憶があるって事はマガジン連載だったのか。   このアニメは009ほど重たいテーマではなかったので、気楽に観る事ができた気がする。 エンディングテーマの「すてきなリリ」がとてもポップだった。   すてきなリリ すてきなリリ   前川陽子さんはこの他にも「ピュン […]

  • 2021年3月18日

チャンネル権0 サイボーグ009

子供の頃、テレビばかり観ていたような気がしたが、よくよく考えると父親が家にいる時には全く観たい番組を見せてもらえなかった。 ゴールデンタイムに放送していたアニメはリアルタイムで視聴しておらず、再放送があればそれを観た記憶があるだけで、再放送されないものについてはほぼ記憶がない。   「サイボーグ009」、確かNET(現テレビ朝日)でよる7時か7時半だかにやっていため、リアルタイムでは見せ […]

  • 2021年3月17日

夢殿

プラモデルが好きだった。 イマイのサンダーバードシリーズは親戚の叔父さんがよくプレゼントしてくれた。 ところが不器用なのか、どれもまともに組み上げる事ができない。 立体造形能力があまりないみたいだ。   盲腸で入院していた時、病院の隣が模型屋だった。 院内感染も治まり、退院が近づくと散歩がてらその模型屋に通い、何か本格的なものを作ってみたいと考えるようになった。   退院の日、 […]

  • 2021年3月16日

カラーテレビとのニアミス

どんな物にも寿命がある。 1969年、ビクターの白黒テレビは限界を迎えようとしていた。   当時は量販店ではなく町の電器屋さんが様々な家電を手配し、修理してくれた時代だった。 我が家にも東北から集団就職で上京して、頑張って独立して奥さんと二人で小さな電器屋を開業したてという好青年が足繁く通ってきていた。 (まるで「三丁目の夕日」のようだが、嘘つきだった父の話なので集団就職の下りは嘘かもし […]

  • 2021年3月14日

今、最前線にいるんだ G.I.ジョー

G.I.ジョーが流行った時期がある。 でもG.I.ジョーは高価で、とてもじゃないが買ってもらえなかった。 裕福な友人の家に行って遊ばせてもらった事があるが、「これだけ色んな場所が動くんじゃ高いよな~」と思いながら、ロメロ・スペシャルかけられる側のポーズを取らせたりして結構楽しかった。   そんな裕福な友人がある日、「なあなあ、知ってるかよ」と教えてくれたのが「G.I.ジョー電話」だった。 […]