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1979年

  • 2022年8月20日

何だったんだろう? The Police – Spirits in the Material World

たった一回きりのサーフィンに行く前の夜の出来事だった。 バイトが終わって先輩のアパートで仮眠を取る前に遅い夕食を取った頃にはもう日付が変わっていた。   先輩の愛車ビートルに乗ってアパートに行く途中、高架の道路に差し掛かった。 すると前方、高架の一番高くなっている場所に何か白いものが見えた。   近付くと、それが白い寝間着、パジャマかネグリジェかわからないが、を着た長い黒髪の女 […]

  • 2022年8月19日

fancyの使い方

あまり学校に行っていなかった頃、クラス内でこんな言い回しが流行っていた。 「love」はストレート過ぎるので、代わりに「fancy」を使うのが上品なのだそうだ。 昔観た何かの映画でお嬢様が「あなた、不潔だわ」と言う時に、「dirty」ではなく「You are filthy」とやっていたのと同じ上品な部類の単語なのだろう。 I fancy you. 私、あなたを憎からず思ってますのよ。 的なニュアン […]

  • 2022年8月2日

サーフィン体験

一度だけバイト先の先輩に連れて行ってもらってサーフィンをやった事がある。 先輩のアパートに泊まって早朝に出発し、目指すは湘南、鵠沼海岸だった。   先輩のボードを借りてトライしたけれども、立つどころかうまく波に乗る事もできなかった。 これでハマる人間はハマるのだろうが、自分のようなこらえ性のないヘタレには楽しくなかった。   その後、議員の息子Nが辻堂にサーフィンに行くと言うの […]

  • 2022年7月14日

待つ事 The Rolling Stones – Waiting on a Friend

携帯がなかった時代、待ち合わせは一種の賭けだった。 しかもそれが女の子との初デートで、相手のご両親がこちらをあまり良く思っていないのが電話越しに伝わってくるような場合の緊張感たるや。   新宿で映画でも観ましょうという事になり、彼女の家の最寄り駅で午前10時に待ち合わせた。 待ち合わせの約束をするために電話をかけた時、彼女の家のお母様が少しつっけんどんだったのと、「今後はこちらから電話す […]

  • 2022年3月24日

タモリ けねし晴れだぜ花もげら

こちらも大学に入って間もなくガールフレンドから聴くように言われた。 タモリについてはそれ以前から「空飛ぶモンティパイソン」に出ていたのにいつの間にか裏の「うわさのチャンネル」に出るようになった期待の新人として注目していたが、とうとうアルバムまで出したんだなという感想だった。   初期のタモリはキレキレだったが、その中でも死ぬほど笑ったのは   ・モンティパイソンで牛のキ〇タマを […]

  • 2022年3月23日

いしいひさいち

大学に入って間もなくガールフレンドから「バイト君」を読むように言われた。 それまで聞いた事のない名前の漫画家さんだったので、興味本位で読んでみたらとてつもなかった。 四コマ漫画の破壊者現る! 実際に「ののちゃん」に時折そういう回があるが、自分の中では四コマ漫画はいしいひさいち以前といしいひさいち以後で分類されている。   特に好きなのはベタで申し訳ないが「地底人 Vs. 最低人」かな。 […]

  • 2022年3月19日

宮崎美子

誰もが、ミノルタのCMの「♪今のキミはピカピカに光って」で宮崎美子にときめいたと思う。 自分もその口だ。   「週刊朝日」の紀信の表紙で注目されてデビューしたというのを最近知ったのだが、そう言えば大学の同級生も紀信の表紙に選ばれていたような記憶がある。 学校にあまり行ってなかったのでよくわからないが。   宮崎美子 ミノルタCM 宮崎美子 ミノルタCM  

  • 2022年3月2日

刺さった音 Spyro Gyra / Shakatak

喫茶店のマスター、バイト先の先輩、レコード屋のオヤジ、毎日色んな人にフュージョンを聴かされ、刺さった音楽も当然ある。   Spyro Gyra | Morning Dance Spyro Gyra | Morning Dance(1979)   Shakatak | Night Birds Shakatak | Night Birds(1982)  

  • 2022年2月23日

東中野 ムースータンメン

たった一度、連れられて行っただけなので店の名前も覚えていないが、多分東中野の「十番」という有名な店だと思う。 クルマで山手通りを走っていて東中野駅前に差し掛かった時に、中野の高校に通っていた議員の息子Hが「美味いタンメン食ってこう」と言い出して、東中野の細い駅前通りにある店に行った。   「ここはさ、ムーシータンメンが美味いんだよ」 Hは得意げに言い、皆でそのタンメンを食べる事にした。 […]

  • 2022年2月9日

刺さらなかった音

1979年、喫茶店でバイトしていた時はマスターもバイトの先輩も隣のレコード屋の関西弁のご主人もフュージョン好きで、とにかく朝から晩までその手の音を聴かされていた。 当然、売れてる売れていないに関わらず自分に刺さる音と刺さらない音というのがあった。   例えば大人気のギタリスト、ハイラム・ブロックと凄いメンバーとの「24th Street Band」、人気もあったはずだが何故か刺さらなかっ […]