YEAR

2021年

  • 2021年4月5日

写真をやっていて一番幸せだった日

写真部にいたくせにどんな写真が撮りたいかも定まっておらず、写真に対する情熱はあまり沸かないままだった。 川崎や川口の工場地帯に行っても煙突がにょきっとしているありきたりの構図の写真くらいしか撮れず、秩父まで写真撮影登山に出かけても半分ピントが合わない蝶々の写真しか物にできなかった。   そうこうしている間に何故かバンドのメンバー2人も写真部に入部してきた。 暗室で刺激臭のある定着液をパッ […]

  • 2021年4月4日

生意気な性分 日本カメラ

高校ではバンド活動の傍ら、写真部に入っていた。 何かを撮りたい、表現したい、という高尚な動機ではなく、部室が学校の裏門から一番近いという理由だったような気がする。 いざという時には真っ先に学校から出ていけるし、誰にも会わずに暗室付きの部室に忍び込む事が可能だった。 だからと言って何かを企んでいた訳でもなく、ただただモチベーションが低かっただけなのかもしれない。   しかも貧乏だった。 新 […]

  • 2021年4月3日

フラッシャー

「フラッシャー」と言っても、裸にコードだけ羽織って外で広げる人の事ではない。 小学生の時にフラッシャー付きの自転車は一大ブームだった。   フラッシャーというのは自転車の後方に付いている方向指示器で、後部座席部分がでっかい箱になっていて、そこに単一乾電池を6本くらい詰め込んだ記憶がある。 で、手元の方向指示スイッチを左右に切り替えると後部座席の電池箱と一体化した電飾が電子音と共に流れるよ […]

  • 2021年4月2日

生意気な性分 ホビージャパン

小学校3年の時に盲腸で入院して以来、病院の隣にあった模型屋がすっかりお気に入りになった。 歩いてはいけない距離だったので、放課後自転車に乗っていった。   その店では当時、「タミヤ」や「アオシマ」に加えて田舎のおもちゃ屋では見る事のなかった「ラベル」や「エアフィックス」といった海外メーカーのミリタリー系スケールモデルを取り揃えていた。 小学生で当然金を持っていなかったので、いつでも羨まし […]

  • 2021年4月1日

音楽室で大合唱 井上陽水 – 帰れない二人

高校生になってバンドを始めたが、それまでロックをほとんど聴いてなかったので、メンバーにバカにされるのではないかと内心びくびくしていた。 聴いてないのをバカにされるのはいいが、「じゃあ何を聴いてるんだ?」と質問された時の答えに対するリアクションも怖かった。   とにかく自分が聴いてきたのはカーペンターズ、エルトン・ジョン、ウイングスといったポップス系統、日本で言えば吉田拓郎、井上陽水、かぐ […]

  • 2021年3月31日

ガロ – 一枚の楽譜

自分はドンピシャではなかったが、上の世代でのガロ人気は凄まじかった。 上の姉は少女漫画から抜け出したようなマークが好きだったが、ガロは単にヴィジュアルだけでなく音楽的にも優れていたと思う。   ドンピシャ世代ではない自分が言うのはおこがましいが「一枚の楽譜」、これは大変な名曲だ。   ガロ | 一枚の楽譜 ガロ | 一枚の楽譜   田舎の中学生がこの曲を聴いて、一度も […]

  • 2021年3月30日

本当にさびしい気持ちになる NSP

中学生の頃、「ヤングおー!おー!」を観ていたら芸人さんがいきなり ♪ 田舎の堤防 夕暮れ時に ぼんやりベンチに座るのか~ と歌い出した。   まさかこんなお経みたいな歌はこの世に存在しないと思っていたが、高校生だった下の姉が「NSPは人気あるんだよ」と教えてくれた。  

  • 2021年3月29日

選挙並みの連呼 Don McLean – American Pie

姉から借りたラジカセに深夜番組を録音したカセットが入ったままだったので聴いてみた。 TBSの小島一慶だったかニッポン放送のカメ(亀渕昭信)だったか定かではないが、アーティストの名前と曲の響きの一連のフレーズが気に入ったみたいで、 「ドン・マクリーンでアメリカン・パイ」 を連呼しては爆笑していた。   Don McLean | American Pie Don McLean | Ameri […]

  • 2021年3月28日

クアトロ姐さん Geordie / Suzi Quatro

「ぎんざNOW!」にはコモドアーズ以外にも驚くような有名人、外タレが出演していた記憶がある。   「All Because of You」がヒットしたジョーディ。 これはボーカルの人が後にAC/DCのボーカルを務めたので有名かな。   Geordie | All Because of You Geordie | All Because of You   後は頻繁にラジ […]

  • 2021年3月27日

名相銀?

エポック社のサッカー盤で初めて遊んだのはいつ頃だろう。 多分「魚雷戦ゲーム」と同じ頃に家にあったと思うから1960年代後半かな。   夢中になって相手ゴールにボールを入れようとしてセンターフォワードのグリップを力任せに押した時のあの嫌な金属同士が擦れる音、 敵味方どちらの選手も届かない場所にボールが止まった時の間抜けな気持ち、 ゴールキックが飛び過ぎてスタジアムの外に出てしまった時の気ま […]