- 2021年5月25日
「三丁目の夕日」の世界
子供の頃は欲しい物は商店で購入するのが基本で、あちらから御用聞きにきてくれるケースも多かった。 昔、実家が米屋の隣に住んでいたので、引っ越してからもそこのごろうさんが米とたまにプラッシーの配達をしてくれた。 魚屋のなかたけさんの御用聞きにくる若いお兄さんは大学を卒業したけど魚屋の後を継いだらしい。 いつも奉書巻紙みたいな紙に仕入れた魚の名前が手書きで書いてあった。 豆腐屋のお兄さんもカッコよかった […]
子供の頃は欲しい物は商店で購入するのが基本で、あちらから御用聞きにきてくれるケースも多かった。 昔、実家が米屋の隣に住んでいたので、引っ越してからもそこのごろうさんが米とたまにプラッシーの配達をしてくれた。 魚屋のなかたけさんの御用聞きにくる若いお兄さんは大学を卒業したけど魚屋の後を継いだらしい。 いつも奉書巻紙みたいな紙に仕入れた魚の名前が手書きで書いてあった。 豆腐屋のお兄さんもカッコよかった […]
「少年チャンピオン」を毎週買っていた時期があった。 1974年から1979年頃までの間だ。 何故はっきり覚えているかと言えば、「がきデカ」の連載開始頃に買い始めて、「マカロニほうれん荘」の連載終了頃に買うのを止めたからだ。   とにかくギャグ漫画の勢いが物凄かった。 「がきデカ」、「マカロニほうれん荘」、「月とすっぽん」、「らんぽう」、普通の漫画が思い浮かばない。 「ドカベン」、 […]
高校の修学旅行の行先は京都だった。 制服もなく、校則もない高校の修学旅行は、時期も12月初旬でピークはとうに過ぎ、京都は冬を迎えていた。 基本は観光もそこそこにパチンコ屋や喫茶店に潜り込んで、適当に時間をつぶす普段と変わらない生活だったが、自分の意見が通った鞍馬と奈良の熊野古道だけは一生懸命歩いた。 そんな中、別グループで観光していた同級生が四条の喫茶店で地元の女子大生をナンパしたと […]
高校生になってから片っ端から様々な音楽を聴くようになった。 ハードロック、プログレ、サザン、ウエストコースト、もちろんジャンル分けに意味などないが貪欲に聴きまくった。 そのためにはLPをカセットにダビングしてくれる大江健三郎好きの友人の存在が欠かせなかったが、彼は又自分の聴いている音楽をよく勧めてくれた。 ある日、いつもの通りLPを持って彼の家に遊びに行くと、「これ聴いてみ」と言って […]