- 2021年6月24日
イタリア庶民の生活 マルコヴァルドさんの四季
小学校の頃、読んだ本に「マルコヴァルドさんの四季」という作品がある。 作者はイタロ・カルヴィーノ、イタリアの人だ。 出版社の公式サイトによれば だそうだ。 最初読んだ時には、夢も希望もないなと複雑な気持ちを抱いた。 が、大人になるに従って、マルコヴァルドさんがいる世界が現実、人は夢を食べながらじゃ生きていけないという事が理解できるようになった […]
小学校の頃、読んだ本に「マルコヴァルドさんの四季」という作品がある。 作者はイタロ・カルヴィーノ、イタリアの人だ。 出版社の公式サイトによれば だそうだ。 最初読んだ時には、夢も希望もないなと複雑な気持ちを抱いた。 が、大人になるに従って、マルコヴァルドさんがいる世界が現実、人は夢を食べながらじゃ生きていけないという事が理解できるようになった […]
星新一の短編集を夢中になって読んだのは小学校高学年の頃だったかもしれない。 あれだけたくさん読んだはずなのに、びっくりするほど内容を覚えていない。 かろうじて記憶を呼び起こしても、テレビで深田恭子がやっていた「殺し屋ですのよ」くらいしか出てこない。 こんな素晴らしい公式サイトもあるしもう一度読むのもいいかもしれない。 これが一番最初に読んだ本だったかなあ。
上の姉の彼氏は、中学生だった自分を苗場にスキーに連れて行ったり、奥多摩にBBQに誘ってくれたりした。 今から考えると「将を射んと欲すれば……」だったのだろうが、普段は知る事のない世界を体験できて楽しかった。 ある週末、その人の車に乗せてもらい、生まれて初めて首都高を走った。 わあ、大人は車があるからこういう場所に来れるんだな。 なんて感心しているうちに羽田に着いた。 後 […]
1978年、そのおよそ2年前に行われたザ・バンドの解散ライブ「The Last Waltz」のライブアルバムが発売された。 3枚組、という事は貧乏高校生ではよほどパチンコで大勝しないと買えるものではなかった。 でも結局手元にあるという事は無事買う事ができたのだろう。 ザ・バンドについてはアメリカの音楽を聴いていれば必ずどこかで出会うバンドだった。 自分の場合は、「Music from […]
レコード屋のマスターが「これもええで」と勧めてくれたのがボビー・コールドウェルだった。 日本語タイトル「イヴニング・スキャンダル」、オレンジの月の出る夜空の下、ベンチに座るハットをかぶったシルエットの男、これぞアダルトな一枚。 バカにしてる訳ではなく大好きで、来日公演も数回行っている。 ものすごくいい人で、会場にきていたお客さんに花束をプレゼントしたり、日本人の奥様に知り合わせてくれ […]
高校生活の後半はパチンコで稼いで、レコード屋で好きなレコード買って、ついでにレコード屋のマスターのおススメ音楽を聴いて、という生活をしていた。 そんな中で特筆すべきはボズ・スキャッグス。 それ以前から存在は知っていたけど、改めて「アダルトオリエンテッドやからな(マスターは関西人)」と勧められた。 特に好きだった曲は「Hard Times」でたまにディスコのチークタイムで […]
ジャクソン・ブラウン、最も好きなアーティストの一人。 当時は「POPEYE」を始めとする雑誌がこぞってサーフィンなどの西海岸の陽気なカルチャーを紹介して、「ウェストコースト最高!」的な風潮が一般的だった。 アメリカ人はあっけらかん、特に西海岸の人は何も考えてないんだと。 そんな中でジャクソン・ブラウンが伝えてくれたのは、西海岸の陰の部分、やっぱり皆、悩んだり、傷ついたりしてるんだよ。 […]