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世相や流行

  • 2021年3月4日

教室にもテレビ 2

札幌オリンピックの興奮からわずか数日後の1972年2月、再び教室のテレビの岩戸が開いた。 「あさま山荘事件」だった。   その時のテレビ視聴率はNHK、民放合わせて90%近かったらしい。 そりゃ、そうだよ。学校でも授業中断して観てたんだもの。   貴重映像 緊迫 あさま山荘事件 中継 1972年 貴重映像 緊迫 あさま山荘事件 中継 1972年   世間ではこの事件を […]

  • 2021年3月3日

教室にもテレビ

小学校にあった視聴覚室の存在がわからなかった。 理科室なら理科の授業、音楽室なら音楽の授業という形で目的がはっきりしていたが、視聴覚って言われてもなあという感じ。 でも交通安全の8ミリ映画を観るための部屋だと思って視聴覚室の授業は楽しみだった。 やがて教室の前方にも観音開きの戸棚に納まったテレビが配置されるようになった。 これはいつ観るものなのか? 給食の時間に天地真理の出演番組を流す訳でもなく、 […]

  • 2021年3月1日

怪獣ブーム 白元怪獣トランプ

男子は皆、怪獣に夢中だった。 自分の場合は1968年だった気がする。 当時、冷蔵庫の脱臭剤ノンスメルを買うと「怪獣トランプ」が当たるという懸賞企画があり、そのトランプが欲しくて欲しくてたまらなかった。 でもノンスメルは消耗品じゃなく年末の大掃除の時に買い換えるものだから、そんなに頻繁に応募できるものじゃない。   半分あきらめていた時に救世主が現れた。 クラスメートのじゅんぺい君のお父上 […]

  • 2021年2月28日

流行の伝播速度

今のようにネットとかなかった昭和40年代、テレビ起源ではない子供たちの流行はどうやって、どのくらいの時間をかけて全国に広まったのか興味がある。 口裂け女の時は半年くらいで全国に広まって、その結果テレビが取り扱ったようなので、そこそこのスピードなのかもしれない。 当時の自分の周囲の状況で考えると 未知の世界 → 上級生の兄姉、或いは別の学校 → 上級生 → クラスメート → 自分 みたいな感じに伝わ […]

  • 2021年2月3日

眉なしの悲劇

子供たちの間で大流行したもので最もその期間が短命だったものを挙げろと言われれば、 アメリカン・クラッカー? 第〇次ヨーヨーブーム? 酒蓋? 牛乳瓶の蓋? 丸十(うちの地元ではまんじゅう)みたいに流行った遊びまで入れると途方もない数になるが、個人的には「クレイジーフォーム」を推したい。   テレビコマーシャルで注目され、 3カ月で240万本を販売(はんばい)! 出典:バンダイこどもひろば| […]

  • 2021年2月1日

アポロとテープレコーダー

昔の家庭あるあるで有名なのは、テレビの前にテープレコーダーを置いて、息を殺して直接音楽を録音している時に限って「〇〇、ご飯よー」という母ちゃんの声が入る事。 或いは気が付かずにテープレコーダーの録音ボタンを押していて、後で再生したらとんでもないものが録音されている事。   うちでは後者のケースが、しかもアポロ11号の月面着陸の生中継の日に起こった。 上の姉が間違って録音を押していたらしく […]

  • 2021年1月12日

ひいばあちゃんと

自分の中のほぼ最初の記憶。 多分ばあちゃんの母だか祖母だか、とにかく自分にとってひいばあちゃんにあたる人が秩父の山中からやってきてしばらく滞在した。 初めて会うひいばあちゃんは90歳はとうに越えていただろう、くしゃくしゃの梅干しのような顔の人だった。 うちは共働きで、姉たちも学校があったので、家にいるのはばあちゃんとまだ幼稚園に行く前の自分だったが、ある日、ばあちゃんが不在でひいばあちゃんと2人き […]