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大人の階段

  • 2021年7月29日

マリリン・チェンバース

日活映画館への潜入が成功し、次の目標は当時話題だったマリリン・チェンバーズ主演の「グリーン・ドア」という映画を観る事だったが、これも問題なく地元の映画館に入場する事ができた。 制服がないのって素敵だ   主演のマリリン・チェンバースは素敵だったけど映画の内容は?だらけだった。

  • 2021年7月28日

映画館への潜入

高校生になったら是非とも試したい事があった。 地元にある3館の映画館の内、日活、つまり当時ロマンポルノ専門だった映画館に潜入する事だった。   当日は一人で決行する事にした。 変にはしゃいだり、落ち込んだりせず、淡々と結果を受け止めようと思ったのもあるが、とにかく目立ちたくなかった。 その頃、好きというほどまではいってなかったが、気になっていたMJ学院の女の子の実家が映画館のすぐそばで商 […]

  • 2021年7月10日

白馬車

高校でやっていたバンドは、途中からやりたい曲に合わせてメンバーが出入りするという極めて同好会的な形態を取る事になった。 自分は歌わせてもらっている身分だったので、「これがやりたい」という事は決して言わずに「ドゥービーやエアロスミスやるよ」と誰かが言い出すのをじっと待っていた。   そんな中、イエスの「Roundabout」がやりたいと言ってやってきた他クラスの奴、Iがいた。 Iは医者の息 […]

  • 2021年7月9日

リンゴポスター

中学生の時、親に言い付けられて馴染みの煎餅屋に煎餅を買いに行った。 手焼きの店なので焼けるのを待つ間、近くを散歩しているとカメラ屋があった。何気なくショーウインドーを覗いていたら、雷が落ちたような衝撃を受けた。 「リンゴのポスター」、又は「林檎ヌード」 ショーウインドーには麻田奈美のポスターがどーんと貼ってあった。   正直、女性に興味が湧き始めた頃で、やれ乳首が見えただのに一喜一憂して […]

  • 2021年6月20日

大人の恋愛 ハイ・ファイ・セット

上の姉の彼氏は、中学生だった自分を苗場にスキーに連れて行ったり、奥多摩にBBQに誘ってくれたりした。 今から考えると「将を射んと欲すれば……」だったのだろうが、普段は知る事のない世界を体験できて楽しかった。   ある週末、その人の車に乗せてもらい、生まれて初めて首都高を走った。 わあ、大人は車があるからこういう場所に来れるんだな。 なんて感心しているうちに羽田に着いた。   後 […]

  • 2021年6月8日

GORO

GOROという雑誌があった。 確か隔週発売で、篠山紀信の「激写」が売りだった。   当時の若者たちには「プレイボーイ」や「平凡パンチ」が一番ポピュラーな雑誌で、より刺激の強いものを求めたい、となると一気に「漫画エロトピア」とか「薔薇族」(これは別の世界か)のような濃い世界しか存在していなかった。 夜中に自転車でラーメン屋のそばのエロ本の自販機まで行き、音を気にしながら買うという手段もあっ […]

  • 2021年5月24日

おおらかな時代 2

1974年、田舎の中学生をもやもやさせる映画のポスターがもう一つあった。 「アラビアンナイト」のポスターだった。   映画の事をほとんど知らないが、「鬼才パオロ・パゾリーニ監督の三部作の一つ」なんだそうだ。 胸ときめいてしまったのはイネス・ペッレグリーニという女優さんだった。  

  • 2021年5月23日

おおらかな時代

昔は道端に映画館の看板が立てかけてあり、現在公開中の映画のポスターが貼ってあった。 地元には三つの映画館があったが、全ての映画館の立て看板が小学校の通学路にあったので、毎朝、でかでかとタイトルが目に飛び込んできた。   東映、東宝系を中心にかけていた映画館のポスターは見ても微笑ましい内容だったが、後の2館はなかなか煽情的だった。 「団地妻」、「昼下りの情事」、「濡れた〇〇」、「でんきくら […]

  • 2021年5月6日

あべ静江の美しさ

世の中にこんな綺麗な人がいるのか、しかも声まで美しい、 テレビを観ながらぽーっとなったのはこの人に対してが初めてだったかもしれない。   「明星ヤングソング」にデビュー曲「コーヒーショップで」が載っていたのでその存在は知っていた。 なかなかテレビで観る機会がなく、初めてちゃんとした形で拝見したのは「真夜中のあいさつ」というドラマだった。 内容はせんだみつおが主演であべ静江がマドンナ役の深 […]

  • 2021年4月23日

アイドルの悲哀 キャッツ★アイ / アパッチ

地元の百貨店でピンクレディーを見て売れないだろうなと感じた理由、それはペッパー警部の振付があまりにも大胆だったからだ。 ものすごいミニスカートなのに足をこれでもかと開く、目のやり場に困るというのが正直な感想だった。 ところが彼女たちは売れた。しかも猛烈な勢いで。   となれば生き馬の目を抜く芸能界、ピンクレディーよりも過激な振付にすればもっと売れるのでは?と考える人が出てくるのは自明の理 […]