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生活

  • 2022年7月25日

デパートの大食堂 The Moody Blues – Gemini Dream

自分の原初の記憶の一つ。 雨の日に幼稚園を休んで母親と池袋の西武百貨店に行き、大食堂で昼を食べた。 当然注文したのはお子様ランチで、それが人生初お子様ランチだったかもしれない。 窓側の席で雨に煙った眼下には池袋駅を出入りする沢山の電車が見えていた。   確かその頃は幼稚園で左利きの矯正をさせられていた。 字を右手で書く練習をしていたが、字の形も意味もわからず、ただ先生の「こう〇を書いてこ […]

  • 2022年7月24日

他の大学に行っていたら Genesis – Illegal Alien

実際にそちらの人生を歩める訳ではないので意味がないけれど、自分の通っていた大学ではなく他の大学だったら人生がどうなったかを考えた。 高校の時の第一志望は早稲田の政経と東京外国語大学だったので、浪人してちゃんと勉強すればそれなりの大学には行けただろう。 意志の弱い自分の事だからどうせ予備校にも行かず勉強しないので早稲田なんて無理、と言ってしまえばそれまでなので、ちゃんと勉強したと仮定もしよう。 &n […]

  • 2022年7月23日

大学生活の回顧 Jimi Hendrix – Purple Haze

高校生活が楽しすぎた。 本来大学生でやる事、学校をさぼってパチンコに麻雀、バンド活動と女の子とのデートに明け暮れる生活を高校生の時に一通りこなしてしまったのが原因で、大学生になって「これ、やりたい!」と思うものが見つけられなかった気がする。 写真も止め、演劇をちょこっと齧ってすぐに止めてしまったし、女の子と付き合う事も減り、地元の男友達とばかり遊んでいた。 あまり学校にも立ち寄らず、楽しい思い出が […]

  • 2022年7月20日

くずとテリー The Style Council – My Ever Changing Moods

大学院で初めて自分の将来の進路を真剣に考えるようになったが、学部生の時はどうだったかを思い起こすと信じられない「くず」な行動を繰り返していた。 四年で卒業できないのが明らかになった時に、税理士資格を取って家業を継ぐと宣言し、夏休み後から簿記学校に行き出した。 神田の三省堂にあった有名なアルファベット3文字の学校だった。   毎週土、日の講座で簿記、財務諸表論、税法色々の内、王道の法人税、 […]

  • 2022年7月19日

くずの留学大作戦 The Style Council – My Ever Changing Moods

まっとうに大学を卒業できそうにないのが判明した時点で、色々と姑息な手に打って出ようと考えた。 その一つが留学だったが、大学の提供する公式留学プログラムに応募するには圧倒的に成績が足りなかったので、地元のロータリークラブの留学制度に応募した。 友人の伝で会員の方の推薦状を書いてもらい、いざ面接に臨んだ。   留学して何をやりたいかが決まっている訳ではなかったので、「音楽や美術を勉強するため […]

  • 2022年7月16日

仕事の呼び出し Stevie Woods – Take Me to Your Heaven

ピーク時には3人の教授の助手をやっていて、期末試験前になると試験問題の作成のために呼び出される事が多かった。 大抵の場合、教授が口頭、または殴り書きのメモで問題を作成せよという依頼がくるのだが、ネタ本の提示だけでここから適当に問題を作っておいて、といういい加減な教授もいた。   まだメールなど存在せずFAXも一般的ではなかった時代、教授の指定する場所に行って指示を受けるのが常だったが、経 […]

  • 2022年7月15日

自律神経を病む Black Sabbath – Paranoid

大学1年から2年の時に付き合った彼女と別れて以来、あまり良い交際をしなかった。 ハーフのガールフレンドとはいい感じだったが、沖縄から戻って以来どこか気持ちが覚めてしまい、メンタルがやられた風を装って強引に彼女の前からフェイドアウトした。 だが世の中、そういったクズ行為は許してくれず、授業、バイト、修士論文、就職活動等の心労も重なって、本当に自律神経がおかしくなった。   当時はクルマに乗 […]

  • 2022年7月14日

待つ事 The Rolling Stones – Waiting on a Friend

携帯がなかった時代、待ち合わせは一種の賭けだった。 しかもそれが女の子との初デートで、相手のご両親がこちらをあまり良く思っていないのが電話越しに伝わってくるような場合の緊張感たるや。   新宿で映画でも観ましょうという事になり、彼女の家の最寄り駅で午前10時に待ち合わせた。 待ち合わせの約束をするために電話をかけた時、彼女の家のお母様が少しつっけんどんだったのと、「今後はこちらから電話す […]

  • 2022年7月11日

ロケット弾

駄菓子屋玩具として銀玉鉄砲と同じくらい誰もが持っていたのが、「ロケット弾」だった。 ロケット型をしたプラスチックの先端に金属があり、金属同士の間に空間があってそこに紙火薬を挟む。 後はロケットを空に投げれば金属の重い先端が下になって落ちてきて、地面に落ちた時の衝撃で金属同士が紙火薬を潰して「パン!」という音がする。 ただただそれだけのおもちゃだったが夢中になって遊んだ記憶がある。   出 […]

  • 2022年7月10日

銀玉鉄砲

子供の頃は戦争ごっこが大好きで、銀玉鉄砲を携えては近くの寺の山や由緒あるお屋敷のお庭に勝手に忍び込んで遊んだ。 本体の銃は駄菓子屋に売っていていつ買ったのかも覚えていないが、驚くほど安価だった気がする。そして消耗品の箱に入った銀玉も絶妙の価格設定で、貧乏家庭の子であっても使った玉をちまちま回収しないで済むくらいの心地よさだった記憶がある。   不思議なもので小学生の頃は夢中になって銀玉鉄 […]