- 2022年10月12日
最初で最後の吊り輪体験 Jacksons – Torture
いつものように高校に侵入して遊んでいた。多分小学校3,4年だったと思う。 その日は体育館の扉が開けっ放しだった。 無人の体育館に忍び込んで、一通りバスケットやバレーボールで遊んだ後に一人の友人がある物を見つけた。 「なあ、あれ体操の吊り輪じゃね?」 早速二階の観客席にロープで縛り付けてあった吊り輪をはずしたが、あまりに高くて手が届かない。 急遽跳び箱を持ってきて、それに乗ってジャンプ […]
いつものように高校に侵入して遊んでいた。多分小学校3,4年だったと思う。 その日は体育館の扉が開けっ放しだった。 無人の体育館に忍び込んで、一通りバスケットやバレーボールで遊んだ後に一人の友人がある物を見つけた。 「なあ、あれ体操の吊り輪じゃね?」 早速二階の観客席にロープで縛り付けてあった吊り輪をはずしたが、あまりに高くて手が届かない。 急遽跳び箱を持ってきて、それに乗ってジャンプ […]
自宅のワンブロック先に高校があって、子供の頃から遊び場としていた。 そこへの行き方は数通りあったのが頻度の高かった順に記すると ・垣根に開いた穴から侵入 大学生向けのアパートがあり、その脇に小さな畑があった。そこの垣根に子供が入れるくらいの穴というか隙間があったのでそこを這って潜り抜けて高校の敷地に侵入 ・民家の塀を登って侵入 全部で3か所くらいあった。高校と面している民家に勝手に入り、そこの […]
論文を書く時に英語で書かれた文献を読んだり、コピーを取ったりしたが、アメリカの巨大情報機器会社(International Business Machine)のマニュアルに触れるのは初めてだった。 よく見ると、空白ページには必ず This page is intentionally left blank. このページは意図的に空白にしています。 という一文が入っている。 いや、そんな […]
半月ほどずっとコピーを取り続けてわかった事があった。 それまでも図書館で参考資料のコピーは取っていたが、ここまで大量の量を両面コピー、しかもソーターしながら取る事はなかった。 結論は自分には事務処理能力が欠けているという事だった。 ソーターボタンを押し忘れるのは当たり前、気が付けば両面ではなく片面コピーを延々と作り出す、とんでもない時間と資源の無駄遣いを引き起こしていた。   […]
青山オフィスでコピーを取っていると、大学のOBの先輩が顔を出し、バイト代を出す予定がなかった事について言い訳を始めた。 「いや、どっちみち4月になれば正式にアサインするつもりだったから、その準備というかね」 「あの、4月に入社したら、3か月都内で研修を受けて、その後アメリカの本社で3週間のトレーニングを受けて、海外で夏休みを取ってよいと総務から言われましたけど」 「ははは、それは普通の社員の場合だ […]
1986年の3月、論文も無事提出が終わり、後は4月まで何をしようかと思案していた。 会社が外資系だったため英語の目標はTOEIC 750点というなかなかの高ラインに設定されており、皆、入社前から英会話レッスンを受けないといけなかったが、入社試験後のTOEIC試験で820点を取っていたのでそれも免除された。 ただ4月から一緒に働く同期に会っておきたかったので、無理を言って週1だけレッスンを作ってもら […]
おしゃれめな喫茶店とかに雑誌「JJ」が置いてある事が多かった。 多くの男性が経験があると思うが、それを持ってきて素人スナップのページを開いて、皆で「せーの」で一斉に自分のタイプの女性を指差すという遊びをよくやった。 「JJ」のような雑誌の場合、素人スナップページがいくらでもあるので延々楽しむ事ができた。 今考えればとても無神経な事をしていたなと反省するが、反省せずにオヤジになった人間は未だにその感 […]
60年代は人を不快にさせる写真や絵といったものを掲載するのに全く気を遣わない時代だった。 そのせいで不意打ちのようにショッキングなものを見せられ、脳裏に焼き付いて離れない事が度々あった。 忘れがちな場所としては「医者」がトラウマの宝庫だった。 待合室のポスターに張ってある絵や写真がとてつもなく怖い事が多く、中でも強烈に印象に残ったのが「病気と便の色」というポスターだった。 ポスター中 […]
小学生の頃、近所に釣り堀があった。 バイパスを渡った所の湧き水が湧く森のような場所にあった。 その釣り堀では檻の中で熊が飼われていた。 大人の熊だったか子供だったか、オスだったかメスだったか、正確には覚えていないが確かに熊がいた。 別の小学校の生徒がいたずらで檻に手を伸ばした所、腕の付け根から持っていかれたという噂が広まっていたので檻の前まで行っても絶対に手は出さなかっ […]
小学校の頃、金持ちのお友達の家には大抵ペットがいた。 怪獣トランプを沢山くれたJ君の家ではジャーマン・シェパードを飼っていた。 トロフィー屋のY君の家はヨークシャーテリアだった。 中でも地元で一番の老舗旅館をやっていたSの家は自分にとって憧れだった。 大学教授のお父様は「ローバー」と「ワーゲンタイプIV」の2台の外車を所有していた。 狩猟が趣味の関係で、旅館と別棟のビルの屋上には犬小 […]