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  • 2021年3月2日

初めてのステーキ

小学校の友人じゅんぺい君のお父上からもお母様からも大変に気に入られ、ある週末お父上の運転する自家用車でサーカスを観に連れて行ってくれた。 確か「木下大サーカス」だったと思うが内容はあまり覚えていない。 触れ込みにあった「世界最小の象」が体調不良か何かで出演できなかった事、バイクで球の中を猛スピードで走り回るのを初めて観た事くらいしか記憶にない。   帰りの車内、運転席にはじゅんぺい君のお […]

  • 2021年1月21日

もんじ焼

一般には「もんじゃ焼き」と呼ばれているが、地元ではこう呼んだ。 元々の「文字を書く」という意味に近いのだろう。 近所の駄菓子屋の一軒にこのもんじ焼のテーブルがあって、そこで食べる事ができた。 注文のシステムだが 最初に値段を言う。 例えば10円なら小さいボウルのサイズだし、30円と言えばかなり大きなサイズだった。 次にトッピング、基本的には魚肉ソーセージとキャベツがちんもりと入っているだけなので追 […]

  • 2021年1月20日

ニッキ紙

遺族年金をたんまりもらっているばあちゃんにたかっていたせいで、ほぼ毎日駄菓子屋に行っていた。 近所には三軒の駄菓子屋があって、一軒は少年マガジンを購入するための店、一軒はもんじ焼の台が置いてある店、もう一軒は同級生の女の子の母親がやっている店だった。 ほとんどの駄菓子はこの三軒で買って経験済みだったが、ニッキ紙は未体験だった。 ある日、同級生の女の子の店で発見したので買ってみた。 少し横長(縦長? […]