高校時代のとある一日

行っていた高校には制服がなく、校則もなかった。
そのためすごく大学生に近い生活だった一方、自宅から高校までは自転車で行ける距離だったため、狭い移動範囲で事足りる小学生のような生活だったとも言える。

 

【とある一日】

朝、母はパートに出かけてしまうため、NHKの連続テレビ小説を観ながら餅を焼いて磯辺巻きにして食べる。
学校の始業時間は8時半、連続テレビ小説を8時15分まで観終えてから着替え始める。
大抵はTシャツにオーバーオール、素足につっかけサンダルを履いて、ママチャリに乗って家を出る。

学校とは反対方向にある駅方面に自転車を転がし、行きつけの喫茶店を数軒覗く。
大抵どこかの店に電車通学してきた友人がいるため、そこで合流しモーニングを食べる。

10時少し前になると、駅前にある3軒のパチンコ屋のどれかに並ぶ。
運良くいい台につければ昼頃まで遊び、稼げていればレコード屋に行ってマスタの音楽談義を聴きながらお薦めレコードを購入。
そうでもなければ昼頃に第二弾の喫茶店徘徊を開始し、午前中授業に出ていた友人たちと合流。

プリント提出等で学校に行く用事があれば、午後から学校に向かうが、何もなければ再びパチンコ屋か雀荘に突撃。
雀荘で適当に半荘をこなし、夕方にバンド練習の予定があれば練習場所に、なければ友人と共に我が家に帰宅。

常に卓を囲む相手を探しているくずの父親がジョインして茶の間で麻雀大会開催。パートから帰ってきた母は不機嫌になる。
ばあちゃんの作ってくれた特製ハムサンドを食べて、次の日の大体の予定を話し合ってから適当な時間に解散。

 

これは高校生としてどうだったんだろうか。