初めての名画座 アメリカン・グラフィティ

映画は地元の映画館でしか観た事がなかった。
当時地元の映画館は3館営業していて(内1つは成人映画専門の日活)、ほぼタイムラグなく新作や話題作を観る事ができたのでそれで十分だと思っていた。

中学2年の時に友人と新宿に行く機会があった。
そこで友人が「映画でも観るか」と言って連れていかれたのが新宿の東口にある何とかいう名画座だった。

 

まるで頭を殴られたような衝撃を受けた。

新宿に来れば、観たかった映画、見逃した映画、好きなだけ観られるじゃん。

地元の映画館だけは2週間でせいぜい4本、それも決められた作品だけしか観る事ができないのに、新宿ならば映画館が山程あるからほぼ無限大。
一つ大人になった気がしたと同時に、新宿は一番好きな町になった。

 

その記念すべき初名画座で観たのが3本立て。
2本は忘れたが、もう1本は「アメリカン・グラフィティ」だった。

 

 

この頃は、大人になってこんなに映画を観なくなるとは思っていなかったな。