Richard ”Dimples” Fieldsというその名の通り、えくぼが可愛らしいアーティストの多分デビューアルバムの一曲。
しっとりとしたバラードだが、どうやら曲中の「Papers」は離婚に関する書類(Divorce Papers)ではないかと推測される。
♪ She’s Got Papers on Me (彼女は僕との離婚届を持っている)
浮気相手と隠れて会う男の、めそめそした悲哀を感じさせるなあと思って聴いていると、突如後半に女性の長ゼリフが始まって
あんたが別の女と会ってんのはお見通しなのよ、これまで貢いだ時間とお金を返してよみたいな罵詈雑言オンパレードになるという恐ろしい曲。
♪ You’re Gonna Pay Me for My Years and My Tears (あたしが失った時間と流した涙に償いをして)
本当に恐ろしいのはこの曲を聴いた時には「しょうがねえなあ」と笑っていたという事。
十数年後に自分が同じ目に遭うとは夢にも思っていなかった。
Richard “Dimples” Fields | She’s Got Papers on Me(1982)