実際にそちらの人生を歩める訳ではないので意味がないけれど、自分の通っていた大学ではなく他の大学だったら人生がどうなったかを考えた。
高校の時の第一志望は早稲田の政経と東京外国語大学だったので、浪人してちゃんと勉強すればそれなりの大学には行けただろう。
意志の弱い自分の事だからどうせ予備校にも行かず勉強しないので早稲田なんて無理、と言ってしまえばそれまでなので、ちゃんと勉強したと仮定もしよう。
第一志望の早稲田の政経に入れていたらどうだったろう。結局、願書だけ出して受験しなかったが、学祭の時に遊びに行った事があり、かすかにキャンパスの雰囲気の記憶はある。
とにかく自分の大学と比べて人が多いという印象だったので、きっと埋もれていただろう。でももしかするとディスコ仲間Ｋ君とつるんで、色々とやんちゃをし、テレビとか出演して、いっぱしの業界人のようにふるまった挙句、どこかの小さな広告制作の会社に入っていたかもしれない。根拠はないけど。
東京外国語大学も願書だけで受験しなかったので未だに場所も知らないままだし、全く雰囲気がわからないので、どんな人生を歩んでいたかも想像がつかない。
上智は外国語と第一文学を受けてどちらも一次で落ちたが、試験を受けに行った時の四谷のあの辺の雰囲気だけは覚えている。
実は上智に行っていたとしたらあまり大学生活には変わりがなかったんじゃないかと思っている。自分の大学と同じく少人数で女子の方が優秀、帰国子女も多い、似てると言えば似ている。
ただ卒業後の進路はおそらく新聞社を受けてうまくいかず、「宝島」みたいなカルチャー系かアート系の出版社に就職したんじゃないかと勝手に思う。
明治や立教、ここも早稲田と同じような感じで埋もれていただろうなあ。毎日麻雀して、パチンコして、卒業後にはファミレス業界に就職していたかもしれない。推測だけど。
慶応は最初から自分には合わない気がしていたし、他の大学は考えた事もなかった。
結局自分が何年も通った大学、大学院以外の人生はない訳だし、ベストな選択だったと思うしかないが、この年になって今から大学に行き直すのはなかなかの体験かもしれない。
