小学校から中学校までは町中の床屋に通っていた。
床屋でしか読めない大人の漫画を読むのが楽しみだった。
高校生になるとソ連帰りの伯母に髪を切ってもらうようになった。
いつもパンやピロシキを焼いて待っていてくれて楽しい一時だった。
大学生になって初めて地元の美容院に行くようになった。
自分の歴史の中で唯一の美容院時代だ。
パーマもかけたし、念願のロッド・スチュアート風髪型にもなれた。
社会人になってもその美容院には通い続けたが、その途中途中での海外出張のせいですっかり髪の毛がダメージを受けた。
それ以降は暮らしている街の床屋に通うようになった。
海外で暮らす時、現地の床屋は怖くて行けなかったので常にぼさぼさだった。
何もケアしなかったのでもうすっかりスカスカだった。
そして現在は自分でバリカンを使って坊主頭にしている。
Haircut 100 | Love Plus One(1981)