1979-1985年の地元喫茶店巡り

大学生の頃はまだ喫茶店が幅を利かせていて、80年代の中盤になってようやくカフェバーが人気になったが、地元にはそんなこじゃれたものは存在しなかった。

 

1979年にはジャズ好きのマスターが「Porgy&Bess」から名前を取った駅裏の通りの「ポギー」という名の喫茶店に入り浸っていてそこでバイトもしていた。

高校時代の同級生の多くは駅前の「る・ぺーる」をたまり場にしていたのでそちらにもよく顔を出した。

当時40代だった「る・ぺーる」のマスターは90歳をとうに越えているはずだが、聞く所によれば今でも現役で駅前の店でコーヒーを入れているらしい。

 

選挙の運動員のバイトをしていた時に偶然見つけた駅から少し離れた場所にあった「談話室モク」はとても過ごしやすい店だった。

入り浸り過ぎてその家の息子さんの家庭教師もし、いつの間にか自分の母親も店の常連になっていた。

 

1980年代に入ると駅裏の通りに「それいゆ」という名の店ができ、そこでバックギャモンを覚え、バイトもした。

 

その辺までが20世紀での自分の喫茶店入り浸り時期だ。

自分にとっても喫茶店にとっても一番幸せな時代だったと思う。