二度目の喫茶店でのバイト時代に、スキーツアーの添乗員を二回ほどやった事がある。
ディスコ仲間のK君からの紹介で声をかけられたのだが、こちとらスキーは下手だし、添乗員と言っても何をすればいいんだろうという感じだった。
スキーができてペンションでの宿泊もただというのでバイト代は出なかった。
一回目は志賀高原の高天原スキー場だった記憶がある。
参加者がほとんど体育会系男子学生で、添乗員をやりたい奴がいなかったんだろうなと思ったが、夜の人生相談は内容が濃くて面白かった。
二回目は斑尾高原だったと思う。
この時は男女半々くらいの構成だったが、参加者の女子から積極的にアプローチされて困惑したのを覚えている。
その後、街で小学校時代の同級生に会った時に「この間添乗員でスキーツアー行ってさあ」と話をしたら、とんでもないスケベ野郎めという顔をされた。
スキー添乗員ってそういうイメージだったのか、だったらその波に乗れば良かったと思ったが、以後K君からのお誘いはなかった。