子供の頃、外国映画と日本映画での特撮の違いが不思議で仕方なかった。
外国映画の特撮は人形をコマ落としで動いているかのように撮っているので、骸骨とかも動いてチャンバラをしていた。ただし動きはカクカクしていた。
それに対して日本のは完全な被り物だったので、奇抜な造形であっても人間が演じているんだろうなあ(ウルトラマンのオイル怪獣ベスタ―や古代怪獣ドドンゴみたいな)というのが見えていた。
幼心にもコマ撮りする方がお金がかかるんだろうなというのがわかったが、円谷作品とかは被り物が破壊する建物や景色とかの作りが緻密だったのでトータルでは負けていなかった。
もちろんそんな作品はごく一部で、ほとんどのテレビ特撮ものは低予算の中で苦労していたと思う。
中でも「魔神バンダー」という作品については驚いた記憶がある。
オープニングしか記憶していないが、ずっとバンダーの頭部のアップで、変身して頭が入れ替わる様子が延々と映るみたいな感じだった。
是非動画で確認してほしい。