1982年頃は南佳孝を夢中になって聴いていた。
まるで一編の映画を観ているかのような気分にさせる不思議な人だった。
例えば「マンハッタン・ジゴロ」、主人公が夢の都会ニューヨークで「芥子のように華やかな毒」に侵されて最後はデリンジャーで撃たれて死ぬ、もうそのまま一本の映画。
「黒猫 Chat Noir」、ニーナ・シモンが大好きで黒いサテンのドレスを着た女が夜の闇に消えていく、これも映画の場面が浮かぶ。
「夜の翼」、リムジンバスの乗り場でサングラスをかけたまま泣く女、思わず足を止めそうな風景が浮かんでくる。
こう考えると、映画「スローなブギにしてくれ」の主題歌を任されたのもわかる気がする。
郷ひろみによって「モンローウォーク」が「セクシーユー」となって発売された時には、「違うんだよなー」と突っ込まざるをえなかった。
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