ここでいうゲームはボードゲームやトランプではなく、ビデオゲームだ。
1979年、共通一次の試験当日に「スペースインベーダー」と出会ったのが始まりだったが、自分はインベーダーが下手であまりのめり込めなかった。
結局、最後の早い一匹が消せず、一面すらクリアできなかった。
インベーダーのゲーム筐体はあっという間に至る所に置かれるようになり、喫茶店だけでなく、ボーリング場のゲームコーナーも全てゲーム筐体に変わった。
案の定、インベーダーもどきのゲームが次々に発売され、UFOが常時出っ放しだったり、まるで戦艦大和の大砲を撃っているかのようなもっさりとした動きのインベーダーだったり、
町中ではがらんとした建物の中にインベーダー筐体とコイン両替機だけを置いておく商売まで始まっていて、このブームが終わったらどうするんだろうなあと心配になった。
でもそこは技術立国日本、すぐにその次のゲームが発売された。「ヘッドオン」、「ギャラクシーウォーズ」、「ギャラクシアン」、「平安京エイリアン」
全部バイトしていた喫茶店で定期的に入れ替わっていたゲームで、暇な時間にやったがほぼどれもクリアできなかった。
センスがなかったんだろう。