フィーバー前夜

高校生の頃、モーニングを食べた後いつもの駅前のパチンコ屋に駆け付けるとアレンジボールコーナーが新台入替で、人だかりができていた。

よく見るとアレンジボールではなくパチンコ台のようだったが普通と様子が違った。

盤のセンターのギミックを玉が通る仕掛けではなく、スロットのように三つのドラムになっていた。

で、玉が入賞するとスロットが回るので、ボタンを押して止める、そして絵柄に応じてチューリップの開く数が変わるという仕掛けだった。

 

「ブレンド赤坂」とか呼ばれていたこの機種はすぐに目押し攻略をされてしまい、寿命が短かったが、今考えるとフィーバーの元祖だった気がする。

 

後はアレンジボールで、縦ラインが揃うと「ブロックくずし」、横ラインが揃うと「インベーダーのUFO撃墜」みたいなミニゲームを液晶画面でできる機種があった記憶がある。

それも寿命が短かった。全てやがて来るフィーバー時代の露払いに過ぎなかったんだな。