地元にはスケートリンクがあってつい最近まで営業していた。
カラオケもプリクラもない時代、娯楽施設と言えば他には映画館くらいしかなかったので、色気づくと「スケート場デート」に飛び付く事が多かった。
その頃、アイススケートはとても苦手だった。
リンクに立った瞬間に前から見て足が「ハ」の字になってしまい、滑るどころではなくなる。
なので必ずどこのリンクにもいる得意げにスピードスケート用のシューズを履いてドヤ顔して滑る奴が大嫌いだった。
大人になって、ローラースケートをやるようになってようやくコツがわかった。
レンタルシューズのサイズが合っておらず、しかも紐でしっかりと足首を固定しなかったから「ハ」の字になっていたんだ。
大人になってからも、品プリや横浜や富士急のアイススケート場に行く機会があったが、ローラーで培ったテクニックでバックスケートとかもドヤ顔で披露して喝采を浴びた。
もっと若い頃にできてればなあ。