ガチャガチャ初体験

ガチャガチャを初めてやったのは小学校3年の時だと思う。

ガチャガチャはその頃からガチャガチャという呼び名だった。

確か大当たりは「ミクロライトエリート」という超小型の懐中電灯だった。

今では全く珍しくないが、当時は見た事のないボタン型の電池使用の手の中にすっぽり納まるサイズのキーホルダーだった。
先端には小さな豆電球が付いているものの、その頃の技術なので申し訳程度の明るさにしかならず、とても実用に耐えるものではなかったが、持っているだけで何かカッコいいというので大ブームになった。

 

自分も大当たりが欲しくて何回かガチャガチャにトライしたが当たるはずもなく、そんな事をしている内にいつの間にかブームは去り、誰も見向きもしなくなった。

今になって冷静に考えてみると、ミクロライトエリートを当てていたのは自宅に犬を飼っているような社長の子供ばかりだった。
きっとかなりつぎ込んだか、親に大人買いさせて当てたんだろう。