高校生になってから片っ端から様々な音楽を聴くようになった。
ハードロック、プログレ、サザン、ウエストコースト、もちろんジャンル分けに意味などないが貪欲に聴きまくった。
そのためにはLPをカセットにダビングしてくれる大江健三郎好きの友人の存在が欠かせなかったが、彼は又自分の聴いている音楽をよく勧めてくれた。
ある日、いつもの通りLPを持って彼の家に遊びに行くと、「これ聴いてみ」と言ってターンテーブルに一枚のLPを乗せた。
McCoy Tyner | Fly with the Wind
正直ぶっ飛んだ。
これからはジャズも聴かなきゃと思った出来事だった。