第二話:心優しきトラ

 ジャングルを出発してしばらく過ぎ、ある村の入り口までやってきたタピー。
「ここが初めての人間の村だ。本当にぼくは人間に見えるかな」
 背中のリュックの中のジャックがもごもご答えます。
「心配しててもしょうがないだろう。まあ、ばれたらつかまってサーカスにでも売られるだろうな」
「えっ、サーカスって何?売られちゃうってどういうこと?」
「そりゃそうだろ。二本足で歩いて人の言葉をしゃべるバクなんてそうはいないぜ。そんなことより、早いとこ村に入って一休みしようや」
 タピーはごくりとつばを飲み込みます。
「うん、そうだね。ジャックもずっと袋の中じゃ苦しいもんね」
 タピーは勇気を奮い起こして村の門を押します。

 

 がやがやと叫びながら歩き回っているたくさんの村人たち。
「わー、こんなにたくさんの人間、見たことないや。これが人間の住む村か」
 一人の男の人がタピーに近づいてきました。
「おう、ぼうや。旅の途中か。ちょうど今日から村祭りだから楽しんでいきな」
 男の人はそれだけ言うと、また忙しそうに歩いていってしまいました。
「ああ、びっくりした。でも気がつかれなかったみたいだね」
 背中のジャックが眠たそうな声を出します。
「言ったろ、ばれやしないって。ラーラワティ様のやることに間違いはないんだよ」
 タピーはふぅっと息をつきました。
「うん、安心したよ。どこかで一休みしよう」

 村の広場は人々の歌声や楽器の音でとても賑やかです。タピーはすっかり気が大きくなり、すれ違う人たちに微笑みかけながら歩きます。
「ねえ、ジャック。ここだとちょっとにぎやかすぎるから、静かなところで袋から出してあげるよ」
 うまい具合に、人があまりいない木陰がありました。
「そういえば、旅に出ることをタリーバおじいに言ってこなかった。おじいはぼくのことをいつも心配してくれていたのに」
 ジャックはリュックから出て羽根繕いをしています。
「ああ、シャバの空気はいいなあ。おい、タピー。おいらがちょっくら空を飛んで、タリーバに言ってきてやるよ」
「ありがとう、ジャック。君が帰ってくるまでぼくはお祭りを見物しているよ」

 

 村をぶらぶら歩き回るタピー。広場から少し離れたところにある色とりどりのテントに気がつきます。テントの入り口には台が置いてあり、太った男の人が座っています。
「ここは他の家とはちょっと違うけど、どうしてなの?」
 太った男の人は不思議そうな表情を見せます。
「おやおや、坊やはサーカスを知らないのかい。これはサーカスのテントだよ」
 タピーは腰を抜かしそうになります。
「えっ、これがサーカス。ぼくは売られちゃうの?」
「何を言い出すんだい。人間が売られるわけないじゃないか」
 そう言うと太った男の人は歌い始めます。

 ~ さあさ、お暇な方も、時間に限りのある方も
 みんな、みんな、よっといで
 これより始まるケートゥサーカス
 世にも素敵な大サーカス
 はるか遠くのパシャからきた
 ナイフ投げに大玉乗り
 ダイエント生まれの人食いトラ
 テンチーの骨無し少女
 せっかくだから、見ておいで ~

 タピーはうっとりしてその名調子に聞きいります。
「あたしゃ、このサーカスの親方さ。坊や、特別にお代はただでいいよ」
「えっ、本当。それじゃ中に入るよ。」

 

 ランプの灯りに照らされたサーカスのテントの中。
「みんなわくわくしている。どんな楽しいことが始まるのかな」
 さっきまで入り口にいた太った親方が、大きな声を出します。
「本日は我がケートゥサーカスによくぞおいでくださいました。これより皆様にお目にかけるは世界の七不思議」
 親方は楽しそうに歌い始めます。

 ~ さてさて、世界の七不思議
 でも、大灯台や空中庭園とはちょと違う
 お見せするのは生きてる不思議
 我がサーカスが、世界をめぐって
 探してきた本物だ ~

 身を乗り出す観客たちを前にして、親方はもったいをつけて話します。
「世界の端に行った時、世界を支える亀を連れてこようとしたが、亀は言ったのさ。あたしを親方のサーカスに連れてくのは構いませんが、代わりに世界を支えてくれますか、ってね」
 観客は大笑い。口笛を吹いたり、足を鳴らしたりして喜んでいます。タピーも楽しくなって、一緒に笑いました。
「世界をあたしが支えるのはちょっと無理だから亀を連れてこれなかったけど、もっとすごいものがあるんですよ」

 一呼吸置くサーカスの親方とわさわさと期待にざわめく客席。親方は重々しい調子でしゃべります。
「はるか遠くのダイエント大陸の小さな村で、ある日を境に一人二人と村人が居なくなる事件が起きた。そこで村長が一人の屈強な若者に行方不明の村人を探すように命じた。若者は村の裏手の山のしげみで獰猛そうなトラに出っくわした。こいつが村人を食っちまったに違いない、若者はトラをにらみ付けた。するといきなりトラが襲いかかってきた。若者はすぐさまトラに組み付いた。さあここに闘いの始まり始まり」

 タピーは胸がどきどきしてきました。だって、タリーバおじいがジャングルで一番獰猛な動物はトラだと言っていたからです。トラに比べればてんで小さな人間では、勝てるはずがありません。
「闘いは三日と三晩続いたが、とうとう若者はトラを組み伏せた。まるで『戦の神』イドゥンティヤさまが乗り移ったような強さだったそうだ」
 観客たちは大喜びです。みんな拍手をし、中には泣き出している人までいます。
「人間ってずいぶん感激屋さんだなあ。でもジャングルで一番強いトラをやっつけちゃう人間は本当にトラより強いのかも」
 親方はこほんと一つ咳払いをして声の調子を変えます。
「ここからが本題だ。その時生け捕りにされた世にも獰猛なトラが、巡りめぐって我がケートゥサーカスにやってきたんだ。なにしろ相手は人食いトラだ。芸を仕込むのも一苦労、これまでに団員が五人も噛まれたり、引っ掻かれたりしちまった」
 客席がどよめきます。
「でもご安心あれ。お客さんには絶対に危害を加えないように仕込んだよ。さーて、口上はここまで、ダイエントで捕まえた人食いトラをご覧に入れましょう」

 

 テントの奥からとても大きな動物が太い鎖につながれて出てきました。目はまるで燃えさかる炎のよう、鋭い牙は凍てつく氷柱のようです。
 観客たちがその姿に恐れおののく中、親方は客席を見回して叫びます。
「どなたかお客様の中で勇気のある人、ここに来てトラに触ってみませんかな」
 誰も手を挙げません。タピーも初めて見るトラの姿に息を呑んでいます。
「心配要りませんから。それじゃあ、私の方で選ばせてもらいますよ。ええと、誰がいいかな」
 親方とタピーの目が合いました。
「さっきの坊や、君にしよう。さあ、こっちにおいで」

 サーカスの舞台に引っ張り出されたタピー。
「さあて、この坊やは本日がサーカス初体験だそうな。普通じゃ味わえない素敵な思い出になること間違いなしさ」
 タピーは親方に言われるまま、ゆっくりとトラの目の前に進み出ます。
 トラはタピーをしばし見つめていましたが、やがて一声、まるで雷が落ちたような音で吼えます。客席からの悲鳴を聞いて親方はにこにこします。
 タピーはといえば、きょとんとしています。どうしてかといえば、タピーには人間が大昔に忘れてしまった動物の言葉がわかるからです。
 今、トラはこう吼えたのです。
「バクの少年よ、お前はなぜこんなところにいるのだ」
 タピーも動物の言葉で答えようとしましたが、他の観客には自分が人間の姿に見えていることに気づいて、何も言えません。
 トラがもう一声吼えます。
「どうやら事情があるようだな。どうだ、今夜もう一度テントを訪ねてくれないか」
 タピーはトラの耳に顔を近づけて、ひそひそ声で質問します。
「君は本当に何人も人間を襲った人食いトラなの?」
 トラは黙って首を横に振り、これを見ていた親方は肝をつぶします。
「ありゃ、この子は人食いトラを手なずけちまったよ。これじゃ、子猫と同じだね」
 しんと静まり返った客席に気づいて親方が慌てます。
「おほん、これで世にも獰猛な人食いトラの出番はおしまいです。勇気ある少年に皆様、どうか万雷の拍手を」

 観客たちが我にかえって拍手をし、タピーが客席に向かって手を振っている間に、トラは団員たちに引きずられていきます。
 トラが激しく吼え出しました。トラは確かにこう言っています。
「バクの少年よ。絶対に今夜もう一度会いに来ると約束してくれ。そして、私の頼みを聞いてくれ」

 

 賑やかだったお祭りの初日が終わり、静かな眠りについている村の広場。月が雲に隠れた一面の暗闇の中を、タピーはすいすい歩いていきます。バクは、夜でも目が利くのです。
「あのトラの頼みごとって一体何だろう。こんな時に限ってジャックはいないし」
 タピーは立ち止まります。
「ぼくにはあのトラが乱暴な人食いトラには思えなかったから怖がることなんてないな。でもそうじゃなかったら食べられちゃうのかな。ジャックに調子に乗るなって言われてたしなあ。きっと怒られちゃうな」
 再びタピーは歩き出します。
「でも、ぼくはもう人間の男の子なんだ。しっかりしなきゃ」
 とうとうテントの前です。
「頼みごとをされるってことは、タリーバおじいみたいに頼りにされてるってことだ。おじいみたいににこにこして話を聞いてあげてればいいんだな」

 

 夜の闇よりももっと暗い動物たちの檻。タピーはあたりの動物たちを起こさないように、そっと歩きます。
「あ、こっちにはオウムがいる。そっちの針だらけの生き物は見たことないなあ」
 動物たちの檻の一番奥に二つの燃えさかる炎が見え、雷の鳴るようなうなり声がします。
「バクの少年よ、約束通り来てくれたか」
 タピーはトラに近づきます。
「ぼくにはタピーっていうちゃんとした名前があるんだよ」
 トラは静かな声で言います。
「すまなかった。私の名前はベンガだ。タピー、まずは私の質問に答えてはくれないか。お前はバクであるのを気づかれずに、ごく普通に人間たちの中で暮らしているように見える。一体どうしてそんなことが可能なのだ?」
 タピーはちょっとほっとしました。
「なんだ、そんなことなの。女神さまがぼくに魔法をかけてくれたんだよ。普通の人間には、人間の子供に見えるんだって」

 タピーたちの話し声に気付いて、他の動物たちも目を覚まします。
「おい、ベンガ。夜中に人間と何を話してるんだよ」
 タピーはにっこりします。
「人間だけじゃないみたい。普通の動物にもぼくは人間に見えるみたいだね」
「なるほどな。となると、どうして私にはお前の本当の姿が見えるのだろう」
「ぼくにもわからないよ。もしかしたらラーラワティさまが言ってたあのことかなあ」
 ベンガはしばらく黙っていましたが、やがてこう尋ねます。
「私は幾人もの人を襲った人食いトラだぞ。お前は私のことが恐ろしくないのか」
「ぼくにはどうしたって君が人食いトラには見えないよ。ねえ、君が言っていた頼みごとって一体何さ?」

 

 暗い暗いサーカスのテントの中。ベンガはぽつりぽつりと話し出します。
「私は北のジャングルで妻と息子のビーガと平和に暮らしていた。ある日、私が狩りから戻ると人間が襲ってきた後だった。妻は殺され、息子はどこかに連れて行かれた。私は息子を取り返そうと町へ行き、そして人間に捕まりサーカスに売られたのだ。我が子ビーガは無事でいるのだろうか、それだけが私の心配なのだ」
 タピーは悲しくなりました。
「じゃあビーガに会いに行けばいいのに」
「この太い鎖を見れば、私が逃げ出せないのはわかるだろう」
「えっ、サーカスの人に鎖をはずして、って頼めばいいでしょ。お安い御用だよ。ぼくが明日頼んであげる」
「サーカスに売られた動物にそんな自由はないのだ。ましてや、私は恐ろしい人食いトラだ」
「あ、わかった。頼みごとってここからそっと逃げ出すんだね」

 雲が晴れてテントの中には月の光が差し込み始め、ベンガがあきらめたように首を振るのが見えます。
「そんなことをしても、すぐに人間に捕まって今度は殺されてしまうだろう。タピーよ、願いというのは私に代わってビーガに会って伝えてほしいのだ。『父は元気でいるから、心配せずに強く生きるのだ』と。お前なら人間の中にいても気づかれないし、動物の言葉もわかる。お前でないとできないのだ」
「そ、そんなこと言われても、ビーガはこの近くにいるの?旅の通り道で会えるかな」
「そうか、お前は旅の途中なのだな。実は私にもビーガの居場所はわからない」
「じゃあ、ぼくに見つけられるわけないよ。やっぱりベンガが直接会わなきゃ。……ぼくにいい考えがあるよ。明日になればわかるから。」

 

 雨の季節の訪れを告げる木々の間に立ち込める朝靄。お祭りは二日目、今日もサーカスのテントにはたくさんの人が詰めかけています。親方の名調子が始まった頃を見計らって、タピーはテントの裏手に回りました。
 タピーは大きく息を吸い込みます。
「火事だあ、火事だよお」

 さあ、テントの中は大騒ぎ、観客も親方もサーカスの団員も我先に出口に殺到します。
 タピーはその隙にベンガにそっと近づきました。
「さあ、今のうちに早く逃げようよ」
「無理だ、逃げたところですぐにつかまってしまう」
「まだそんなこと言ってるの。やってみなきゃわかんないよ。さあ、急いで」
 ベンガはつながれている鎖を引きちぎり、二人は必死に走りました。
 どこかで叫び声が聞こえます。
「大変だー、人食いトラが逃げたぞ。少年がトラに連れていかれたー」
 どのくらい走ったでしょう。タピーはベンガに言いました。
「ここまで来ればもう大丈夫だよ」

 

 青いお月様に照らされた静かな小川のほとり。ベンガが首の鎖の跡を撫でながら、タピーに尋ねます。
「私が人食いトラでない証拠はどこにもないぞ。なぜ、私の言葉を信じるのだ」
 タピーは肩をちょっとすくめます。
「ベンガが最初に吼えた時、とても悲しそうだったんだ。それに、ぼくの本当の姿は心の美しい者にしか見えないんだって」
「そうか、だがお前にこれ以上迷惑をかけられん。私にかまわず村に戻りなさい」
「何言ってるの。全然めいわくじゃないよ。まだこれからやることがあるんだから」
「きっと村の人間たちは人食いトラの私を殺そうと近くまで来ているに違いない。お前もここにいると危険だ。何、私なら心配ない」
「それじゃあ、このまま殺されるのを待つつもりなの?」
 遠くの方から村人たちの怒鳴り声が聞こえてきます。
「昨夜も言ったとおり、ビーガの行方はわからない。この姿のままで探し出すなど不可能に決まっているだろう」
 タピーは納得できません。
「それでいいの。ビーガに会いたいんじゃないの?」
「そうしたいとは思っていても無理だ。だが最後にお前のような純粋な心を持つ者に出会い、自分にはその本当の姿が見えた、というだけで満足だ」
「違うよ、違うよ。そんなに簡単に終わっちゃいけないんだ。生きてビーガにもう一度会わなきゃだめだよ」
 その時、どこからともなく声がします。
「おいおい。ずいぶん探したぜ。まったく困った奴だ」

 

 ゆらゆら揺れる月が映る小川にぽろんぽろろんと響き渡るヴィーナの音色。ラーラワティがジャックとともに、姿を現します。
「タピー、元気にしていましたか?」
「わあい、ラーラワティさま。ジャック、今までどこに行ってたのさ」
「悪い悪い。タリーバのじいさんのところでついついのんびりしちまってね。村に戻ってみたら人食いトラが子供をさらって逃げたって大騒ぎだろ。お前が何かやらかしたんじゃないかって思ってさ。気を利かして、ラーラワティ様を呼んできてあげたってわけだよ」

 タピーはラーラワティにベンガの身の上を話します。
「お願いです。ベンガも人間の姿にしてください」
 ラーラワティは優しく言います。
「ベンガ、それで良いですか」
 ベンガが静かに口を開きます。
「人間といえば仇も同じです。仇に姿を変えるなど、トラとしての誇りが許しません。……タピーに会うまではそう申し上げてお断りしていたでしょう。けれどもこの少年、タピーは言いました。生きてビーガにもう一度会わなければいけないと。ただ、人間の姿でビーガに会えたとしても、ビーガには私がわからないでしょう。どうすればいいのでしょう。生きてビーガに会いたい気持ちはやまやまなのですが」
 ラーラワティはにっこりと微笑みます。
「簡単ですよ。タピーをご覧なさい。美しい心、信じる心があれば、見た目ではない本当の姿がわかるのです」
 だんだん村人たちの叫ぶ声が近くなってきます。
「まもなく人間たちがここに来ます。決心はつきましたか」
 ベンガは力強く言います。
「はい、ラーラワティ様、お願いします。私を人間の姿にしてください」
 ラーラワティが本を開くと、まぶしい光があふれ出します。
「ベンガ、これだけは忘れてはいけません。大切なのは信じる心です。ビーガに会える日を信じるのです」

 とうとう村人たちが現れました。
「あ、さらわれた子供がいるぞ」
 ベンガは覚悟を決めて目をきつく閉じたままです。
「そこの力士の方。人食いトラがどこに行ったか知りませんか?」
 ベンガが目を閉じたままぴくりとも動かないので、代わりにタピーが答えます。
「この力士の人が川に投げ飛ばしたら、川で溺れて流されていっちゃったよ」
 村人たちは大喝采です。
「さすがは力士。あなたこそ英雄だ。さあ、村でお祝いを行いますから、あなたたちもご一緒に」

 

 村に着いてもきょとんとしたままのベンガ。
「タピー、この人たちには私の姿は力士に見えるらしい」
 タピーはにこにこしています。
「そうだね。残念だけどこの人たちには、ぼくらの本当の姿は見えないらしいね」
 いつのまにか背中のリュックに戻ったジャックがぶつぶつ言っています。
「何でおいらがトラなんかと一緒に旅をしなくちゃいけないんだ」
 タピーが何か思いついたようです。
「ねえ、ベンガ。ぼくの頼みを聞いてくれるかな。リュックは君が持ってくれない?」
 ベンガもいたずらっぽく笑います。
「お安い御用さ。命の恩人のタピーさん」
 これを聞いてジャックはあわてます。
「おい、あの、ベンガさん、おいら骨だらけで美味しくありませんぜ」

 

 村の出口でタピーとベンガを見送る村人。タピーは嬉しくなってきました。
「これから旅の仲間が増えるんだ。何だか楽しいな」
 まだまだタピーの旅は始まったばかり。
 さて、これからのタピーの冒険、どうなることでしょうか。