7. Chapter 6 ドノス

 Story 1 《密林の星》

 来る、来る、来るぞ。
 あの時以来の感覚だ。

 当時の私は弱々しく、ヘウドゥオスの助力なしには何もできなかった。
 だが今は違う。
 無数の人間の肉を鎧として身に付け、その血を永遠の若さの源とした私に恐れるものなど何もない。

 戦士たちよ、来るがよい。
 そして『夜叉王』。この首を取りに出てこい。
 まとめて『死者の国』へ送って差し上げようではないか。

 

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