5. Chapter 2 悲劇

 Story 1 愚者の選択

 恐ろしい事をしでかした。
 『鎮山の剣』があのような力を秘めていたとは。
 ただ戯れに剣を振っただけなのに、目の前の大きな岩がまるで淡雪のようにもろく崩れ落ちた。
 剣自体が危険なのか、それを扱う私に問題があるのか――いずれにせよこの剣は家宝として王宮の奥深くで厳重に保管しよう。

「アカボシの日記」

 

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