《念の星》と呼ばれる星があった。そこの星の住民は、己の精神を極限まで鍛え、肉体が滅びた後も精神だけの存在として生き続ける事を願い、日々修行に励んだ。
星の指導者、公孫威徳は他の星で起こっている領土征服合戦には一切興味を示さず、黙々と自らの星での修行に勤しんだ。
当然、この星にも銀河一の武器商会となった《巨大な星》のピエニオス商会がシップの売り込みにやってきたが、非常時用にと数隻購入したのみであった。
だがある事件により、その政策を転換せざるをえなくなる。
一隻のシップが星の都、明都に漂着した日からそれは始まった。
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