ジウランと美夜の日記 (3)

 Chapter 6 約束の地

20XX.7.24 驚愕

 日記の日付は24日だが、実際には25日の朝を迎えようとしている。結局このまま寝ないで仕事に行く事になりそうだった。
 帰宅したのが昨夜の8時、ジウランのバイトするコンビニで食事を買いがてら、二言三言会話を交わし、すぐにPCを立ち上げ、ジウランからのメモに目を通した。
 そこには非常に簡潔に、エピソード1の内容、三界の支配する世界が滅亡した事、サフィとルンビアは他の仲間と一緒に救世主として宇宙を旅するであろう事が書いてあった。

 私は満足して、エピソード1の続き、チャプター6に取り掛かった。

 そして夜が明けようとしている。
 途中で読むのを止められなくなったためだ。
 こんな無茶なペースで読んだら、きっとジウランに怒られるだろうけれど、どうしても止める事ができなかった。

 今、驚愕の思いでエピソード1を読み終えようとしている。
 こんな話、作り物に決まっている、そう思いたいが、デズモンド・ピアナが嘘をつくはずがない。
 ジウランには何と報告すればいいのか。
 とりあえずこの部分は伝えずにおこう。

 

登場人物:ジウランと美夜の日記

 

 
Name

Family Name
解説
Description
貫一葉沢内閣調査室勤務。身寄りのないシゲの世話をし、ジウランたちに協力を申し出る
もえ市邨美夜が「おばさん」と呼び慕う女性
釉斎天野『パンクス』日本支部長
ケイジワンガミラの剣士

 

 Chapter 6 約束の地

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