最初にレアが次元を決めました。
オシュガンナシュが空間を広げ、ギーギが空間を繋ぎました。
エニクは時間を決め、そしてバノコが大地を造りました。
アーナトスリがエネルギーを注ぎ込み、グモは物質の大きさを定め、ウムナイとウムノイが箱庭に気を満たしました。
ウムノイの気からウルトマという龍とアウロという精霊が生まれました。ジュカは彼らに永遠とも思える寿命を与えました。
ウムナイの気からモンリュトルという背中に翼の生えた者、ニワワという水の中で暮らすための鰓と鰭を持つ者、ヒルという土の中で暮らすための鉤爪を持つ者が生まれました。ジュカは彼らに少し短めの限りある寿命を授けました。
最後にマーという何も持たない者が生まれました。ジュカはこの『持たざる者』にとても短い寿命を与えました。
こうして生まれてきた生命にチエラドンナは「運命」と呼ばれる生命の法則を与え、ワンデライは生命の終着点であり新たな出発点でもある『死者の国』と呼ばれる転生の地を設けました。